もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【10・02・15】岡崎商工会議所・岡崎信用金庫の皆さんと懇談~景気、地域経済について語る~/金山総合駅前でかわえ明美さんと早朝宣伝

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 2月15日、岡崎商工会議所の齋藤眞澄専務理事、杉浦昌幸中小企業所長、岡崎信用金庫の上野正彦常務理事、(株)おかしん総研の近藤鍾代表取締役社長と懇談しました。

 八田ひろ子元参院議員、木全昭子岡崎市議、鈴木まさ子岡崎市議と一緒に訪問しました。

 私は、大企業がためこんでいるため込み金を働く人や中小企業、社会に還元することが景気回復のためにもどうしても必要という日本共産党の政策をのべ、皆さんから出された国への要望を国政に届けたいと述べました。

 岡崎商工会議所の管内は、トヨタ、三菱自動車関連の下請け中小企業も多い地域です。齋藤専務理事は、「自動車産業を中心に中小企業は苦しいが、景況をみると底が見えてきた。リーマン以前には戻らないが、2番底は避けられた」との見方を示しました。さらに「働けて、報酬を得て、暮らしていける、そういう施策を臨む」と国への要望も語られました。
 岡崎商工会議所では、大学との連携で新しい産業につながるようなコーディネートの役割を果たしていることや、まちづくりの担当を女性にまかせて「まちゼミ」など消費者の視点を活かしたおもしろい取組をしていることが紹介されました。
 商店街ごとにしか使えない補助金などを、商店街を越えた意欲のある人たちが使えるようにしてほしい、などの要望も出されました。

 
 岡崎信用金庫・おかしん総研では、多岐にわたる質問項目に上野常務理事、近藤おかしん総研社長に答えていただきました。

 「愛知県全域で取引しているが、とりわけ岡崎、豊田、刈谷、安城など西三河が多く、景気の大きな影響を受けている。一時期は、仕事が50%まで落ち込み、今70~80%まで戻ってきたが、企業間で格差が出ている」、「部品メーカー、設備メーカー、サービス、飲食、不動産などほとんどの業種で影響がでている。それは、製造業のボーナスや残業手当が減ったことが大きい」、「トヨタの決算を見てみると、黒字になっている。要因の分析もあるが、エコカー減税、原価低減、固定費(雇用)の削減などで決算も持ち直している。しかし、中小、とりわけ零細企業の黒字化は遅くなるだろう」、「部品コスト3割減との記事がでたが、3割削るかは別として下げる方向になるだろう。今は大型車から小型車へシフトし、利幅が少なくなっている。稼働率が上がらなければ、利益があがらない」、「一昨年まで好調だったので、そこで新しく設備投資した企業は苦しんでいる」、「車でいっても二極化になっており、プリウスの部品にかかわればいいが、大型車の部品はぜんぜんだめ。エコカー減税、エコポイントという政策効果が続いているうちに民間に火がついていかないと景気はよくならない」、「今、前向きの資金需要ではなく、後ろ向きの資金需要。赤字をうめるなどの資金需要となっている」、「円滑化チームをつくって企業の懐に入って、どこにムダがあるかや、元本返済を延期するとか、何とか再建していこうとやっている」、「住宅ローンもまじめに働いても大変な方に返済を延ばすなどの対応をしている」、「リース代や家賃、人件費などの固定費にたいする補助は必要」、「新規ビジネスのアイデアも名大や中部大学とも連携してビジネスマッチングを行っている」、「5年~10年後を見通して事業を展開できるようにエコカービジネス勉強会なども開いている」、「賃金があがらないことがものすごく問題。悪循環に陥ってしまう」など報告され、さまざまな取組で地域の中小企業の皆さんと一緒に生き残るために努力されていることがよくわかりました。

 また、魅力的なまちの4条件―○道は狭くて曲がっているほうがいい、○古い建物が残っている、○住宅街と商店街のエリアを分けていない、○人口密度が高い、などのヒントもいただきました。

 この日の早朝は、かわえ明美参院比例予定候補、八田ひろ子元参院議員、梅原紀美子名古屋市議、労働者後援会の皆さんと一緒に雨のなか金山総合駅前で宣伝しました。写真を撮る方や手を振って応援してくださる方など今日も元気をいただきました。

 

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