(地図は、国土交通省資料より)
2月2日、国土交通省に、設楽ダムの来年度予算案について問い合わせをしました。
2010年度予算案の設楽ダム関連の予算額は、27億6600万円が計上されています。
自公政権のときと比べても増額していますが、「何に使うのか」を聞きました。
国土交通省の答えは、「付け替え道路と補償」でした。
「付け替え道路は、どの部分をやるのか」を聞いても、「具体的な中身は3月になるまで言えない」とのこと。「付け替え道路と、今年度、工事を行った工事用の道路の延長とは別のものか」を聞いても、「今の段階ではそれも言えない」との回答でした。
どんな工事をやるのかもわからないのに、予算案は承認してください、というのも本当におかしいのではないかと思います。
そもそも2070億円という巨額の税金を使うのにもかかわらず、設楽ダムの賛否について、国会議員の一人ひとりに国会で問われることがないのもおかしいと思います。
巨額の税金を使う事業は、一つ一つの事業の基本計画案をしっかりと国会審議にかけるべきだと私は思っています。そしてその審議や賛否を国民の皆さんに明らかにして、選挙の判断材料の一つとして提供すべきだと思います。
現状では、その問題に関心がある国会議員がいれば、国会で取り上げられるけれども、関心がなければ、国会でなんの検証も経ないまま素通りしてしまいます。
その点も改革が必要です。