東三河最奥部の愛知県豊根村で12月16日、熊谷卓也村長、熊谷清彦森林組合長と林業振興策などを懇談しました。
かわえ明美参院比例予定候補、井上哲士参院議員、田中くにとし設楽町議、安間ひろ子豊川市議、柴田安彦蒲郡市議、斎藤ひろむ東三地区副委員長も参加しました。
豊根村は、静岡県と長野県の県境に接した山村で、9割以上が森林で囲まれています。
熊谷組合長は、雇用確保と若手育成のため、県内の森林組合で唯一、出来高制でなく給料制で現場作業員11人を雇用していることを紹介。来年また3人増える予定だが、地元の若者はゼロだと述べ、国や県、村の援助で続けてきた給料制が、新政権の「事業仕分け」で見直し方針が出されたため、予算が減らされるのではないかと心配しています。
熊谷村長は「林業の回復なしに村の発展はない」と語り、豊根村での積極的な取組について説明されました。
地元材の利用について、集積材を使うとコストが高くなるので、集積材でないものを使える部分に使い、コストを安くしたことなど報告されました。
市場にも遠い条件不利地でも林業をやっていけるような支援が必要だと痛感しました。
豊根村の取組に大いに学び、林業を国の基幹産業として位置づけ、若い人たちが定着でき、地域を活性化させるための国のしくみをつくりたいと強く思った懇談でした。