もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

名古屋城天守閣木造化問題で文化庁より聞き取り~河村市長にたいし5点の指摘

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10月26日、文化庁より名古屋城天守閣木造化問題(総事業費505億円)で聞き取りを行いました。

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今年に入って河村たかし名古屋市長と面会したのは3回
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今年に入って文化庁が河村たかし名古屋市長と面会したのは以下の3回。

①6月13日(水)
・河村市長と文化庁の山崎文化財部長、大西記念物課長が面会

②7月26日(木)
・河村市長と文化庁の山崎文化財部長、大西記念物課長が面会

③8月3日(金)
・河村市長と文化庁の中岡文化庁次長が面会

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面会したときのやりとり・・・文化庁は5つの点を一貫して指摘
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①6月3日に会った際は、河村市長は“史実に忠実な復元をしたい”という思いを述べた。また、バリアフリーについては“最善の努力をする”と述べた。

文化庁としては、名古屋城跡は、特別史跡となっており、国宝と同じ位置づけで、建物を建てたり、現状変更する場合は、文化審議会に諮った上で、文化庁長官の許可が必要なものというのが前提。
もし現状変更するのであれば、ということで、以下の5点を指摘した。
(1)特別史跡ということだが、石垣は文化財として価値があるもの。
今の石垣について、しっかりと調査いただきたい。
 
(2)木造復元には、現在の天守閣を解体、除却する必要がある。
解体、除却するにあたっては、石垣に影響を与えないことをしっかりと示されること。

 (3)仮に木造復元する場合は、天守を建てるにあたって、石垣に影響を与えないようにすること。

 (4)史実に忠実な復元について具体的に示していただくこと。

 (5)(5月3日 名古屋市がエレベーターを設置しないと決めたが)
バリアフリーについて、協議会を設置して、障がい者にたいし、しっかりと説明し、理解を得られるようにしていただきたいこと。

②7月26日に会った際は、他の予算要望にも回っていたようだが、復元への熱い思いを聞いた。
・現天守閣の耐震強度が低いのでなんとかしないといけないと聞いている。
・バリアフリーについては、さまざまな技術を使ってバリアフリーをしたいと聞いた。

(7月の段階でも名古屋市から具体的に何か出てきたわけではないので)
①~⑤についてを改めて指摘した。
 また、7月には、名古屋市のなかの石垣部会、有識者から危険性が指摘されてているので、“石垣を守っていただくためにも、石垣部会に了承を得られるようにしてください”と述べた。

③8月3日に会った際も、話の内容は同じ。河村市長は、思い、バリアフリー努力したい、石垣部会に理解を得られるようにしたい、と述べた。
 文化庁としては、これまでお願いしていただいたことをお願いしたい、と述べた。
 河村市長は“頑張りたい”と述べた。

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◆上記のことは、同席した職員の「記憶」に基づいての報告
◆法令などをつくる場合は、審議の過程の「記録」をつくる。ご挨拶や要望、表敬は多いので、全てについて詳細をメモを残していない。
◆名古屋市の場合、現時点では具体的なものは出ていないので、熱い思いを聞いたということのみ。裏約束などはない。

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◆名古屋城天守閣木造化にあたって、文化庁の史跡整備補助金の対象になるが、文化庁予算全体が少ないので、十分はつけることが難しいだろう。国土交通省の交付金(社会資本整備交付金)も使えるだろう(←名古屋市が申請したら、おそらくこちらの方が交付額は多くなることが考えられます)。

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先日、名古屋市千種区にいった際、名古屋市営住宅で雨漏りがするというお話を伺いました。

南海トラフ巨大地震も想定されるなかで、今、優先すべきことは何か、しっかりと考えるべきです。

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