2024年度愛知県・愛西市 津波・地震防災訓練〜南海トラフ地震及び大津波想定に11月17日、河合かっぺい愛西市議、まの和久愛西市議とともに参加しました。
愛知県西部には、ゼロメートル地帯、ゼロメートル以下地域が広がっています。
いつ起きてもおかしくない南海トラフ巨大地震・大津波を想定し、「地域防災力強化〜津波から命を守ろう」と訓練が行われました。住民の皆様、国や地方自治体、企業、ボランティアなど約900人が参加されたそうです。愛知県知事や愛西市長なども参加されました。
愛西市立佐屋中央保育園で開会式、シェイクアウト訓練(頭を保護してしゃがみ込むなど安全行動)の後、佐屋中学校まで歩いて避難訓練。佐屋中学校グランドは実働訓練エリアで、災害対策本部設置、被災状況情報収集・偵察訓練、現場合同指揮本部設置訓練、救出訓練、道路啓開訓練など進められました。
私は、佐屋中学校体育館での避難所運営エリアに移動しました。
河合かっぺい愛西市議のところには、ご家族に車椅子の方がおみえになる方が、避難所設営の会場となっている体育館前で「車椅子の場合はどうやって避難すればいいのか」と聞きにこられました。とりわけ要配慮者には個別の避難計画が必要と痛感しました。
関係者の方に障がいがある方のグループホームの状況をお伺いしましたが、個別の避難計画は作られていないとのことでした。
避難所運営訓練では、プライバシーを確保するためのテントがつくられていました。夏などは上に屋根のテントをはると、体育館にはエアコンがなかったため、風も通らず、暑さが心配されましたが、河合かっぺい市議、まの和久市議が求めて、今後、佐屋中学校にはエアコンが設置されるとのこと。本当によかったです。ただし、小学校の方には、まだエアコン設置の予定がないとのことで、引き続き市議団として求めているとのことでした。
まの和久愛西市議は、災害ボランティア受け入れをされておられる皆様とともにボランティアセンターの開設・運営に奔走されておられました。朝6時台から準備されたとのこと。愛西市社会福祉協議会の皆様、愛西市防災・減災の会の皆様が取り組んでおられます。本当に頭が下がります。
避難所運営、感染症対策、物資の仕分けなどにボランティアの方々の役割分担をし、配置されたボランティアの皆様が活動されておられました。
体育館の中に福祉避難所も設営されていました。最初は、同じ避難所で、順次施設などの福祉避難所に移動することを想定しているそうです。
愛知県・愛西市の訓練のしおりでは、「大規模災害が発災し、3日後を想定し、災害ボランティアセンターの開設・運営訓練を行う」とありました。あくまでこれは想定ですが、3日間は自主防災組織の皆様、地域の皆様や自治体職員の方々のみで避難所運営、福祉避難所の設営、温かい食事、寝具、衛生物資、生活必需品など物資の仕分け、段ボールベッド設置、プライバシー保護のテント作り、仮設トイレ作りなどをやるということを想定されていると思われます。
中学校の体育館の中には、伊勢湾台風時、水が4カ月以上も引かなかった場所などの写真がありました。
国土交通省中部地方整備局の方に、今は、ポンプなどがあって、そこまで水が引かないということはないと思うがどうかと質問しました。
“ポンプアップもあるし、堤防も高くなったりしているが、伊勢湾台風の時よりも地盤沈下しているので心配”とのことでした。
災害への備えはまだまだ途上であり、さらに様々きめ細かくみていかなければならないと痛感しました。
日々、住民の皆様の安全、安心のために大奮闘されておられる皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます