もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で亡くなられて3年

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まもなくウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で亡くなられて3年の3月6日になります。
 改めて心から哀悼の意を申し上げます。
 
 #ウィシュマさんを忘れない みんなで思いを共有しようとの呼びかけがなされています。
 2月21日、ウィシュマさん死亡事件について国の責任を問う国賠訴訟の弁論が名古屋地裁で開かれました。
 国側は「医療上の対応に不合理な点はない」と主張したと報道されていますが、強い憤りを覚えます。
 2021年2月3日、支援者の方が、入管職員に対して「なぜこのような状態になるまで放置していたのか。点滴等然るべき処置はきちんとしたのか」など申し立てをしていました。
 2月15日の尿検査では、飢餓状態との結果が出ていました。
 ウィシュマさんは何度も適切な医療と点滴を求めていたのに3月6日、亡くなるまで点滴はなされず、早い段階で救急車も呼ばれませんでした。
 重い責任がある入管庁・国が、深い反省をしていないことが今回の弁論で明らかになっています。
 
 ウィシュマさんのご遺族は、ビデオ記録の計295時間のうち約5時間しかいまだ開示されておらず、全てを開示するように改めて求めています。
 出入国在留管理庁の「最終報告書」なるものが、真実と違うことが書かれていることは、私も法務委員として1回目約6時間半、2回目約26分のみ視聴しただけですが、確認できました。
 プライバシーを十分配慮した上でビデオは全て開示して真実を明らかにするべきです。
 
 ご遺族にも国会にもウィシュマさんのビデオを全面開示しない隠蔽体質の出入国在留管理庁。
 そして、私も他の資料も含めて何度も全面開示を求めているのに出さないと判断している法務大臣。与野党で開示させると決めれば全面開示させることができるのに国政調査権を使わない法務委員会の与党理事。複合的な闇を感じます。
 この闇を正し、真に命・尊厳・人権が保障される国にするために一緒に声をあげていきましょう。
 闇を抱えた出入国在留管理庁に強制送還の権限をさらに与える改悪入管法の改悪部分は施行させてはなりません。
 
 さらに今国会には、「永住者」の権利を奪う可能性がある改悪も行われようとしています(3月法案提出と言われています)。
 ウィシュマ・サンダマリさんの命を奪った、命と尊厳を軽視する入管行政を変えましょう。
 共に生きていける制度へと変えていきましょう。
 私も全力を尽くしてまいります。
                 日本共産党 
                 衆議院議員 もとむら伸子
 
 
🍀3月6日(水)14時〜15時@名古屋出入国在留管理局前
「3・6ウィシュマさん事件 名古屋入管アクション」が行われるうそうです。
主催は、START〜外国人労働者・難民と共に歩む会〜、名古屋入管死亡事件弁護団の皆様です。
名古屋出入国在留管理局は、名古屋市港区にあり、あおなみ線「港北駅」出口から徒歩1分のところにあります。
 
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