日本国憲法公布77周年「2023愛知県民のつどい 憲法9条をまもろう」に参加しました。
平和憲法を守り、生かすために努力を重ねて来られたすべてのお一人お一人に心からの敬意と感謝を申し上げます。
戦争で捕虜になった経験があり、平和憲法を守るためにご尽力され、103歳で亡くなられた水田洋名古屋大学名誉教授(アダム・スミス研究で世界的に著名な経済学者)のご功績について憲法学者の小林武さんが語られました。
“歴史に学び 権力を監視し 思想弾圧を許してはならない”
“権威と先入観にとらわれない”
“疑問をもて 問い直せ”
など体験、深い学び、強い強い意志を持った水田さんのお姿を忘れることなく、その平和への思いを体現できるように相当な努力をしなければならないと痛感しております。
司会は、川村ミチルさんが務められました。(憲法を守り生かそうとの動画にも声優として参加)。
メイン弁士の田中優子さんは、元法政大学の総長で、江戸時代の研究者であり、テレビのコメンテーターとしても活躍されています。
イスラエルによるガザ地区への攻撃によって約8700人の方々の命を奪われ、その約70%は女性と子どもだと語られました。
差別、格差が戦争の背景になることをしっかりと見ておかなければならないことを強調されました。
自民党の改憲4項目の先には、2012年に出した自民党の天賦人権説否定の改憲草案があることをしっかりと見据えることの必要性も語られました。
江戸時代は、夫婦別姓で、同性愛も偏見差別の対象ではなかったそうです。
そうした角度から幸せな人を増やしていく制度を作っていこうとの呼びかけは新鮮でした。
戦前は、女性は選挙権もないし、集会の自由さえなかった・・・。
戦後になってやっと選挙権を持った女性の投票率を上げることが戦争回避のカギとの認識も示され、気が引き締まりました。
リレートークでは、瀬戸市の9条の会の被爆2世の方から改憲の国民投票の時に惑わされないために地域に64回もニュースを配っているとのお話に感嘆いたしました。あいち総がかり実行委員会が始動している心づよさ、緑区のキリスト教の信者の皆様が地域の皆様と行動をし続けている努力、労働組合の運動から無関心だったところから知ることで変わり行動するようになったお話、学生さんの憲法が生かされていないことへのもどかしさ、身構えずに政治の話をし変えていこうという努力、高校生の沖縄や長崎への訪問報告など、1人1人の積み重ねに感動。
松田正久元愛知教育大学学長・現同朋大学学長の閉会の言葉で終わりました。
岸田総理が自分の自民党総裁任期中に改憲を目指していることを明言し、維新の会、国民民主党が衆議院本会議でも改憲国会発議を煽っている中で、
さらに戦争させない、9条守れの声を大きく大きく広げていかなければならないと痛感しています。
会場と帰りの電車で八田ひろ子元参議院議員に出会えてラッキーでした
会場で色々と声をかけてくださった皆様、本当にありがとうございました