学ぶことが多かった「発達障害当事者会フォーラム2023in名古屋」に参加し、一言連帯の挨拶をいたしました。
発達障害当事者協会の皆様の主催です。
超党派の挨拶、メッセージがありました。
発達障害者当事者協会の皆様が新型コロナウィルス感染症(COVID−19)の影響についてのアンケート調査結果をお話しくださいました。活動回数が減ってしまったとの声が一番多かった一方で、オンラインでの参加が広がったとのご報告がありました。
しかし、対面よりも意思疎通が難しく感じる方が54.8%ありました。こうした点は、さまざま配慮が必要だと思いました。
働き方については、テレワークの広がりで働きやすくなった方もおられたそうです。
その後、
第1部は『コロナ後の当事者会活動を考える』。
NPO法人DDAC 代表 広野ゆい さんが進行役で、愛知県医療療育総合センター子どものこころ科児童精神科医の吉川徹さんが講演されました。
厚生労働省地域生活・発達障害者支援室の山根和史さんが発達障がいに関する施策についてお話されました。
東海テレビ放送制作局東京制作部『僕の大好きな妻!』プロデューサーの中頭千廣さん、
漫画『僕の妻は発達障害』作者のナナトエリさん、亀山聡さん、発達障害当事者協会副代表・Neccoカフェの金子磨矢子さんがお話されました。
ドラマ『僕の大好きな妻!』が好評で、続くドラマなどが出ているそうです。
その原作である『僕の妻は発達障害』(連載中)の作者、ナナトエリさんも亀山聡さんも人生の中で大変な思いをされてこられました。そんな中で、そのお話を聞いた編集の方からそのことを書いてみてはと勧められ、書くことになったそうです。
書くにあたってNeccoカフェに取材に行かれたそうです。
早速、『僕の妻は発達障害』を購入し、読んでみたいと思います。
第2部『これからの当事者会活動を考えるフォーラム』。
目白大学大学院非常勤講師の山﨑順子さん(元東京都発達障害者支援センターセンター長)、名古屋市発達障害者支援センターりんくす名古屋所長で児童精神科医の堀未来さんが進行役。
中部地方の当事者会の方々がそれぞれの活動を報告くださいました。
こねっこさん(愛知県)
名古屋にじいろさん(愛知県)
にじいろさん(三重県)
PrismStationさん(静岡県)
「ここらぼ」さん(石川県)
富山ほっとサロンさん(富山県)
コメンテーターは、一部での進行役だった広野ゆいさん(NPO法人DDAC代表・公認心理師)と難波寿和 さん(山陰スモステの会代表・公認心理師)でした。
フリートーク、テーマ別、ゲーム会、女性会、ボーリングなどレクリエーションなどそれぞれが、それぞれのやり方で、当事者の方々の居場所をつくっており、本当に大事な活動だと痛感しました。
無料や低料金で貸してくれる場所の必要性も語られ、家賃支援などがあると良いと思いました(運営についてうるさく言わないかたちで)。
山崎順子さんがおっしゃられたように発達障害者支援地域協議会に当事者が入ることも非常に必要だと思います。
当事者の声をきき、合理的に配慮がされ、
生きやすい社会へ向けて国政でも頑張らねばと改めて思いました。
皆様、本当にありがとうございました