もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の皆様からお話を伺いました

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【性暴力に関する記述があります。つらくなる方もおられるかもしれません。その時は、読みとばしてください。】
 
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の皆様から党国会議員団芸能分野での性虐待問題等についてのプロジェクトチームで3時間にわたり、お話を伺いました。
 つらい体験をお話くださった被害当事者の方々に心から感謝を申し上げます。
 ジャニー氏の加害行為から20年以上、30年以上経っても、PTSDはじめ被害当事者の方々は苦しみ続けています。
「命懸けで訴えている」との重い言葉。しっかりと受け止めなければなりません。
 毎日、誹謗中傷に晒されておられるそうです。セカンドレイプ、誹謗中傷をしないでいただきたいと心からお願いいたします。
 
 応募して、ジャニー氏から電話がかかってきて、NHKのレッスン場に来るように言われ、その日のうちに性暴力の被害にあい、繰り返し繰り返し被害にあったとの具体的なお話がありました。
 
 別の方は、初めて呼ばれて行った先がテレビ朝日のリハーサル室だったという方も。その後、合宿所にも行くことになり、そこで性被害にあったとのこと。3回に1回は性暴力が行われたそうです。
 「スターになりたいなら耐えないといけない」と思い込まされていたそうです。
 
  もしもこういう制度があったら、外の人たちに相談できたということがあれば教えていただきたいと申し上げると、
 「もしも第三者が月に一回でも監視をする、話を聞きにきてくれていれば、被害を訴えることができたかもしれない」と語られました。
 
 この言葉を伺い、児童養護施設で性暴力や暴力に子どもたちがさらされることなく過ごせるように取り組まれている第三者による安全委員会などの取り組みが思い浮かびました。
 
 代表の平本淳也さんは、1996年に本を出版するなど告発してきました。
 それでも「噂」と・・・。
 国連やイギリス公共放送のBBCにも訴え、調査や取材も受け、今日、ジャニー氏の性加害問題が歴史上でも最悪の一つと言える性暴力事件として世界を震撼させることとなりました。
 
 被害を認識することや告発すること事態に時間がかかるというのが性暴力被害者当事者の方々の実態調査(一般社団法人Springの皆様の実態調査)でも明らかになっています。
 「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の方々は時効の撤廃を求めていくと語っておられました。
 公訴時効の問題については、性犯罪に関わる刑法改正の審議の際に、撤廃、停止期間延長を求めてきました。
 公訴時効を見直すために実態調査を行うことを修正に盛り込み、大臣も被害当事者の声を聞いて実態調査の項目も考え実施することを約束しています。
 引き続き、国が関与し、まだ被害を訴えていない方も含め、被害当事者のお気持ちに寄り添い、声を聞き、謝罪、救済、賠償などしっかりと責任を果たさせるために努力を重ねていきたいと思います。
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