「結婚の自由をすべての人に」訴訟の東京第1次訴訟は5月30日、弁論終結の日を迎えました。判決は、11月30日とのことです。
(6月20日には、関西訴訟の判決があるそうです。)
裁判直後に、原告の皆様や弁護団、支援者の皆様が国会内で報告会を開かれ、日本共産党からは伊藤岳参議院議員とともに参加しました。
愛知で活躍している水谷陽子弁護士や、愛知で一緒に市民+野党の共闘で活動してきた村田さん(社民党の比例予定候補)にもお会いでき、テンションが上がりました。
被告である国(法務省)は、同性愛の方も異性と結婚できるのだから差別ではない、と意味のわからないことを主張しているとのこと。
どれだけ原告の皆様はじめ当事者の方々の尊厳や真剣な思いを踏みにじっているのか、国(法務省)はわかっているのでしょうか。
また、国(法務省)は、婚姻制度の目的は、自然生殖の保護といったり、人権が保障されていなかった時代の話をしています。
さらに、憲法24条は、婚姻が両性の合意のみに基づくと書かれていることを国(法務省)は持ち出すのですが、なぜこの記述があるのかといえば、当事者が望む婚姻を戸主の同意権などによって制約されないという封建的な在り方をなくす趣旨で書かれているのです。
だからこそ、憲法学者の皆様も、この憲法24条は同性婚を許容していると述べています。
声をあげてくださった原告の皆様に心からの敬意と感謝の思いを込めて、個人の尊厳が何よりも大切にされ、その人らしく生きることのできる社会に向けて、良い判決が出るように一緒に声をあげていきたいと思います。