8月1日、静岡県御殿場市にある国立駿河療養所の納涼盆踊り&花火に参加しました!
国立駿河療養所には、ハンセン病の元患者の皆様が暮らしてみえます。
入所されている皆様でつくる自治会組織・駿河会の小鹿美佐雄会長自治会長にも挨拶をさせていただきました。
人権侵害をゆるさず、被害の回復のため、差別と偏見をなくすため、入所されている皆様が安心して心豊かに暮らせるようにとご尽力いただいていることに、心からの敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
会場には、ハンセン病元患者の皆様の尊厳の回復のために全力を尽くしてこられた瀬古由起子元衆議院議員とご家族もいらっしゃり、一緒に写真をとったり、盆踊りを踊ったりしました。
地区で大奮闘されている井口昌彦さんにも大変お世話になりました。
御殿場市長、裾野市長、小山町長はじめ、地域の住民の皆様もたくさん参加されていました。
ハンセン病については、1956年、ハンセン病患者の方々を隔離する必要はないとWHOがローマ宣言を出していたのに、日本は、1996年のらい予防法廃止法の成立まで患者、元患者の皆さんの隔離政策がとられ、深刻な人権侵害の状況が続いていました。
2001年、熊本地裁判決で憲法違反と国が断罪され、2008年、ハンセン病問題解決促進法が成立しました。
元患者の皆様のご家族も大変深刻な差別、被害にあいました。
2019年6月28日、家族の皆様に差別被害を及ぼした国の責任が初めて断罪される熊本地裁の判決も出されています。
一言の挨拶では、人権回復などの取り組みに心からの敬意と感謝を申し上げるとともに、熊本地裁判決を受けて国に対してすべての被害者の被害回復、賠償の責任を果たさせること、医療、看護、介護の人の確保、将来構想にたいし、国に責任を果たさせることなど申し上げました。
盆踊りでは、入所者の方が歌を歌われ盛り上げていました。
阿波踊りや一色和太鼓演奏、花火も楽しみました。
花火は、30分に3000発、しかも間近で打ち上げられ、迫力満点でした。
皆様、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>