リニア工事
「地元合意ない着工は認められない」
静岡県副知事が明言
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1月26日、リニア中央新幹線問題の調査で、島津ゆきひろ前衆議院議員とともに静岡県庁を訪れ、難波喬司(たかし)副知事はじめ静岡県庁の皆様と懇談しました。
難波副知事は、リニア工事にともなう大井川の流量減水など環境への影響を懸念し、県や地元との合意がないままの着工は認められないとの考えを示しました。
リニア新幹線は県北部の南アルプスを県内10・7㌔㍍にわたってトンネルで貫く計画です。
JR東海はトンネル工事により大井川の水が毎秒2㌧減少すると試算。対策としてトンネルにあふれた水を導水路トンネルなどで下流に戻す計画ですが、「湧水の全量を恒久的に確実に戻す」ことなどを求める下流の利水者との協定は結ばれないままです。
難波副知事は、大井川の水を利用する下流の住民への影響、自然環境への影響に懸念を示し、「水の問題は根本的な、人間にとってものすごく大切な問題です。JR東海には最善の方策をとってほしいと求めていますが十分な回答はない。合意がないままの着工はない」と語りました。利水者との協定とともに、生態系の保護、自然環境保護など全体に関わる県との協定締結をJR東海に求めていく考えも示しました。
県の担当課の方々との懇談では、地元合意がない状態で昨年工事契約が結ばれたことについて「JR側からていねいな説明がない」との声も出されました。
私は、「環境、水、発生土の問題など合意がないまま工事を進めることは許されません。県民、住民のみなさんの権利を守るために、私たちも国会でしっかりと追及したい」と応じました。
有意義な懇談ができました。
お忙しい中、本当にありがとうございましたm(__)mm(__)mm(__)m