12月7日、超党派「ILO活動推進議員連盟」2017年度第2回総会/第4回勉強会に、高橋千鶴子衆議院議員、田村智子副委員長とともに参加しました。
「ILO活動推進議員連盟」には、88名の議員が所属しています。
来年は議連30周年、ILO100周年の年をむかえます。100人をめざしています。
勉強会では、ILO本部の労働基本原理・権利局ソリューションズ・イノベーション部長のフランチェスコ・ドヴィーデオさんが「世界の児童労働の現状と持続可能な開発目標(SDGs)」と題してお話してくださました。
全世界では、1億5200万人の子どもたちが児童労働に従事しています。2000年から1億人を減らしてきましたが、現在、減少のペースが減速している実態があります。
児童労働は、農業71%、工業17%、サービス12%の順に多いのが現状だと分析されています。
持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット8.7は、国際社会に以下のように呼びかけています。
「強制労働を根絶し、現代の奴隷制と人身取引を終わらせ、児童兵士の募集と使用を含む最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保するための緊急かつ効果的な措置を実施するとともに、2025年までにあらゆる形態の児童労働に終止符を打つ。」
この目標を実現するために、8.7連合というグループができているそうです。
日本に期待することとして、この8.7連合に加わることや、日本に児童労働がなくても、電気や電子の原材料の採取などグローバル・サプライチェーンをみれば児童労働があること、グローバル・サプライチェーンについてのグループに入ることなど求められると語られました。
進んだ国に学び、児童労働でつくられているものは使わない、買わない国にしていかなくてはなりません。この点でも頑張らなければと痛感した朝でした。
皆様、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>