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レポート

5月8日、静岡市にある清水港に調査に行きました!

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5月8日、静岡市にある清水港に調査に行きました!

平賀高成静岡県議、望月けんいちろう静岡市議、 松原さとし静岡4区予定候補、県議団事務局岡村さん、清水議員秘書、山添議員秘書、本村秘書、赤旗記者さんと伺いました。

今国会では、港湾法改定案も出されており、清水港は、外国の方々を乗せたクルーズ船受け入れの「国際旅客船拠点形成港湾」として指定される見通しになっています。

現在、年間50回ほどのクルーズ船の寄港ですが、2030年には年間175回のクルーズ船寄港をめざしているそうです。

清水港で1回あたり6500万円の経済効果と言われています。

それが地域の商店や市場の皆さんのところに波及しているのか、清水駅前商店街の春田英行さんや清水魚市場河岸の市の齋藤吉弘事務長にお話を伺いしました。

清水駅前商店街では、最初、商店街自身でクルーズ船のためのチャーターバスを用意して商店街にも足をのばしてもらえるようにしていたそうです。静岡市にも要望され、静岡市がチャーターバスを用意してくれるようになり、クルーズ船の乗客の方々が500人くらい商店街に来てくれるようになったそうです。
しかし、一番大きなクルーズ船が、商店街のチャーターバス出入り禁止になっているとのことでした。

商店街に寄ってもらえるようになっても、購入、消費してくれるかは別問題です。

無料の着付け体験や無料の味噌のテイスティングなどは人気があるようです。

通訳さんがいて、清水でしか買えないもの、お茶、鰹節などを買っていかれるようです。ただし、通訳さんがいるかいないかでかなり売り上げが違うそうです。

商店街の活性化につながればと、手探りしながらやっているとのことでした。

クルーズ船と商店街との連携、情報共有がまだなされていないようで、商店街の皆さんの意見も踏まえ、商店街の皆さんとの協議もしながら、地域経済が潤う仕組みづくりにもっと力を注ぐ必要性を感じました。

清水魚市場河岸の市では、一貫して、地元の人たちを大事にしたいと、値段が高くなったり、日持ちするような商品ばかりにならないように、新鮮なものを売ることができるようにと頑張ってこられたそうです。

クルーズ船が来るようになって、外国人観光客の方々が市場に食事や買い物にきてくれるそうです。

もともと土日祝日などは、静岡県内、愛知県内などからの観光客でごったがえしているので、平日にクルーズ船が来てくれるとありがたいとおっしゃっていました。

クルーズ船とかかわりなく、市場としては、駐車場の確保が課題であるとおっしゃっていました。

クルーズ船とのかかわりでは、言葉の問題があるそうです。

清水港を管理してる静岡県清水港管理局の職員の方々からもお話を伺うことができました。

清水港は「国際旅客船拠点形成港湾」として指定されたあかつきには、クルーズ船会社のゲイティン香港が、ゲイティン香港のお金を中心に日の出4-5岸壁に税関検査、出入国審査、検疫(CIQ手続き)もできるターミナル施設を新設あるいは改修してつくり(そこにはお土産屋さんなども入る可能性もあるそうです)、そのかわりに日の出4-5岸壁などを優先的に使うことができる仕組みをつくろうとしています。

クルーズ船を誘致しても、地元の商店には経済効果がないというのでは困りますので、しっかりと地域の住民の皆さん、商店街の皆さんと連携をとっていただきたいと申しあげると、職員の方々もそうしたい思いはあるそうですが、静岡県庁の方でやっているので、そういう仕組みになっているかはわからないとのことでした。

公共施設である岸壁を特定の会社に優先的に使用させる問題もあります。

清水港のクルーズ船受け入れについては、今のところ大きな問題は発生していないそうですが、とにかく地域住民の皆さんや地域商店の皆さんの声を大事にした進め方をしていってほしいです。

お忙しい中、皆様、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

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