もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

長野県下伊那地方のリニア中央新幹線に関係する自治体議員、住民の皆さんを交えたシンポジウムが開かれ、私もお話をしました!!!

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長野県下伊那地方のリニア中央新幹線に関係する自治体議員、住民の皆さんを交えたシンポジウムが12月17日、飯田市内で開かれ、私も国会質問や現地調査などをふまえたお話をしました!!!

主催は、日本共産党飯田下伊那地区委員会と同地方議員団です。

 大鹿村、豊丘村、阿智村、松川町、飯田市の議員、元議員、住民の皆さんが各自治体の課題を紹介し、山口典久県議が党県議団の論戦を報告しました。

 水野ちかあき党地区委員長・衆院5区予定候補は、11月に南アルプストンネル長野工区の起工式が強行されたことについて、「住民の不安は高まるばかり。たたかいはこれからであり、運動をどうすすめるのか交流する場にしたい」とあいさつしました。

 私は、リニアルートは日本有数の活断層地帯を通るにもかかわらず、国交省の「個別の断層のずれにたいする評価していない」との国会答弁や、最深1400㍍の南アトンネルで仮に事故が起こった時、乗客を安全に避難する方法の詳細を公表し検証すべきだと質問したが、国交省は〝名古屋開通(2027年)までに作ればいい〟と無責任な答弁をし、現段階で安全性の確証がないことを告発しました。
 先の臨時国会でJR東海に3兆円の公的資金を投入することを決めた予算委の論戦も紹介。31年後に開始される元本返済の確実性と建設費9兆円の根拠を国は審議したのかを追及すると、麻生太郎財務大臣は「それまで生きている保証がないのでわからない」と答弁。私は、いい加減な人たちがリニアを推進し、みなさんの生活が壊されるかと思うと悔しくてたまらない。みなさんの声を受け止めてたたかう決意を新たにしています」とのべました。
 トンネル残土を運ぶため1日最高1350台のダンプなどの大型車両が通行する大鹿村。河本明代村議(無所属)は、住民説明会では多くが不安、反対の声なのに、JR東海は「理解は得られた」との態度であり、溝は深まるばかりだと訴えました。
日本共産党の北島ちらほ大鹿村議も参加されていました
 阿智村の原利正元村議(共産党)は、土砂車両の運搬で生活や地域経済が壊されることなどを科学的に明らかにした同村の「社会環境アセス」にもとづいて交渉しても、JRからはまともな返答はなかったと報告。リニア賛否以前に、地域が衰退しては元も子もないんだという立場で多数派を結集したいとのべました。
 リニア中間駅が計画されている飯田市の上郷北条地区。同地区の住民は、駅利用者1日6800人と過剰な推定にもとづく駅周辺開発を批判。駐車場750台に加え各種施設は必要ないと、地権者が判を押さないと表明していることを紹介しながら、代替え地の相談をした市民に山奥の空き家を示し怒りをよんだ事例もあるとのべました。
 一方、豊丘村の唐澤啓六村議(共産党)は残土処分候補地を住民の力で撤回させた経験を紹介しました。
 フロア発言で、JR東海は巨大な相手であり、各市町村が個別に対応していては難しい面もあるので、県が自治体や住民の立場で対峙(じ)するべきだとの意見がありました。山口県議は、リニアまっしぐらの県政を批判しつつも、住民の運動で県を動かす変化もつくっているとのべました。

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