10月4日、衆議院予算委員会の締めくくり総括質疑で、リニアの問題を安倍首相、麻生財務大臣、石井国土交通大臣に質問しました。
質問では、返ってくる見通しの精査をしていないのに、3兆円の財政投融資を決めた いい加減さ、大企業奉仕の姿勢が浮き彫りになりました。
30年後に返済が始まることを踏まえて、麻生大臣は、「償還確実性、確実にそうなるか、私は生きている保証がありませんので、何ともわかりませんが」などと無責任な答弁をしました。
そんな認識で3兆円の財政投融資をリニアに出すことは、国民・住民の皆さんに対する裏切り行為だと思います。
他にも無責任な財政投融資計画がはっきりしました。
◆安倍首相が本会議で述べた、償還できるとの答弁の根拠なし。
◆リニアにたいし財政投融資で3兆円もの巨額の公的資金を投入するのに、財務省は財政投融資計画を編成するにあたって、償還確実性などを精査する財政制度等審議会を開かず持ち回りで決めた(委員に説明したとされる説明資料の内容もとても償還確実性を精査できる内容ではない)。
→あまりにもいい加減すぎる財政投融資計画。
◆品川から大阪まで9兆円の根拠を示すよう求めたところ、品川から名古屋までの工事費が書かれたA4たった1枚しか出されていないこと。もっと詳細なものを求めても出せないとのこと。
→ここが明らかにならずに償還確実性の確証があるはずがない。
◆麻生財務大臣、事業費がふくれる可能性を認める。
◆生産年齢人口=働き世代の人口がどんどん減るのに、それを加味した需要予測にもなっておらず、過大な需要予測になっている。
→ここでも償還確実性を精査する上で必要な検証が行われていない。
環境を破壊し、生活を破壊し、実験線では健康被害も出ている、住民の皆さんの声を聞かない、採算性もないリニア事業はやめるべき、公的資金投入はやめるべきと訴え質問を終えました。
他党の議員が「よかったよ」と励ましてくださいました。
日本共産党国会議員団議員・事務局の皆さんが応援に駆けつけてくれました。緊急に質問が決まったのに岐阜県からも傍聴に来てくださいました。
どんなに心強かったことでしょう!!!
皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>