5月13日の国土交通委員会で、三菱自動車の燃費性能偽装問題や、東亜建設工業の羽田滑走路工事偽装問題をとりあげ、監督官庁としての国交省の責任を追及しました。
三菱自動車の燃費性能偽装のもとになった試験で、国交省は同社が行った実証試験の書面のみを検査対象とし、実証実験をしていないと指摘。
石井啓一国土交通大臣が「検査体制の見直しを検討している」と述べたのにたいし、「自主申告に頼らない方向でなければならない」と強調しました。
羽田滑走路液状化対策工事の虚偽工事・報告問題について、計画した施工の達成率がほぼ0%だったことを確認し、施工の不良ではなく、偽装だと指摘。
これほどのずさんな工事・施工を「見抜けなかった検査とはどんな検査なのか。検査したと言えるのか」とただしました。
国土交通省の佐藤善信航空局長は、「地中工事で書面に頼らざるを得なかった」「今後、検査の手法を検証したい」と答えました。
私は、相次ぐ不正事件は「企業任せ、事後チェックにした国交省の監査・検査体制のひずみのあらわれだ」と指摘。抜本的な対応を検証するため、不正を行った企業幹部の出席を含めた集中審議を行うことを求めました。