3月23日、政治を考える市民の会の皆さんが主催された「政党から憲法問題に関する見解を聞く集い」に参加しました。
会の皆さんは、愛知県にある11の政党に参加を呼びかけ、5政党からの参加がありました。
参加をしたのは、日本共産党の私の他に、民主党衆議院議員の近藤昭一さん、社会民主党愛知県連合幹事長の伊藤よしきさん、新社会党愛知県本部書記長の保田泉さん、緑の党東海共同代表の尾形慶子さんです。
まず最初に、(1)現行憲法の評価、(2)憲法改定に関する見解について15分ずつ発言しました。
私は、今の日本国憲法は、第9条だけではなく、30条にわたる豊かで先駆的な人権条項があり、世界に誇るべき内容で、アメリカの法学者たちが、成文化された世界のすべての憲法188カ国分を分析した結果、日本国憲法は世界の最先端である(2012年5月3日の朝日新聞)と認定されていること、この豊かな内容が、自民党政治のもとで、踏みにじられていることが問題で、憲法を生かす政治への転換こそ求められていることを強調しました。
そして、日本共産党は、今の日本国憲法の前文をふくむ全ての条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす、ということを綱領に書いて、そうした立場で全力でがんばっていきたいと語りました。
私個人としても、長崎での父の被爆体験、母が寄っていた小学校での戦争孤児の子どもたちのことなど幼いころから戦争の話を聞いてきたことから、戦争をなくしたい、核兵器をなくしたい、貧困をなくしたい、という思いが政治に携わった原点であること、人間の尊厳を信条として大切にしてきたことなど述べ、日本国憲法を実現することこそが、私の原点、信条を実現する道だ強調しました。
さらに9条を実現する立場から、東南アジア友好協力条約はじめ重層的な平和と安全保障の枠組みをつくって平和の地域共同体をつくっていることを紹介し、この東南アジアの取り組みを北東アジアに広げていく北東アジア平和構想の提案を紹介しました。
憲法改定や集団的自衛権の行使については反対、秘密保護法廃止、憲法によって国家権力を縛る立憲主義を否定する安倍首相の動きに、保守の方々も含めた共闘で跳ね返していきたいということなども述べさせていただきました。
主催者の方からのご質問や会場からの活発なご意見やご質問などのやり取りもさせていただき、有意義な会でした。
皆様、本当にありがとうございました!!