12月28日、「第38回名古屋越冬活動」の越冬突入集会に参加しました。植田和男労働部長、大河内直江生活相談室長と一緒です。
一人も越冬でなくなる方をつくらないと毎年毎年長年、活動を続けている皆さんに心から感謝と敬意を申し上げます。
そんな気持ちを込めて、連帯のご挨拶をさせていただきました。
また愛知農民連の農家の方や支援者の方から寄せられたお野菜やお米などの物資もお届けしました。
名古屋中川・中村・熱田地区委員会からも藤井ひろきさんが駆けつけ、支援物資を運びました。
今年の1月時点の名古屋市内の野宿者は347人(写真の表参照)。昨年の446人よりは減っていますが、少ないとは言えない現実があります。日頃の支援によって居宅生活に入ることができる人も増えています。
憲法25条の「健康で文化的な生活」にふさわしい暮らしが誰でもできるように、貧困をなくすために一層がんばります!!
この「越冬活動」の趣旨は以下のとおりです。
「今年も越冬の季節がやってきました。
仕事もない、アルミ缶もない、金もない、食いもんも、毛布も、衣類もない。そんな中で仲間達と一つの場所から、それぞれの場所で建て込みや、炊事、相談、衣類提供、夜回り、散髪、街頭カンパ・情宣活動、を行います。
今、野宿を強いられている仲間達や、生活保護で畳にあがり生きている仲間を、冷たい目で見る向きもありますが、少なくともここ笹島ではいろんな事をひっくるめて、一緒に頑張ります。
誰がすき好んで、野宿を選びますか。誰がすき好んで、生活保護を選びますか。
野宿をしている仲間の中には、アルミ缶を少しずつ集め、売り、生活の糧にしている人がいます。アパートに入っている仲間の中には、炊き出しや、夜回りを手伝ってくれている人もいます。
そういった仲間達と、全国から寄せられるカンパでこの越冬活動は支えられています。
年々野宿をする仲間や、休庁期間中に相談に行き、船見寮(無料宿泊所―注もとむら:年末年始のみ)に入る仲間の数は減少しつつ、しかし昨年度は800食を超える炊き出しを行い、多くの仲間達が毛布、衣類の提供を受けました。それによってたくさんの人が力をつけ、一人じゃないことを感じる事ができました。
一人の死者も出さない越冬にしよう!!
多くの方々のご支援、ご協力をお願いします。」