2030年、原発はじめ日本のエネルギーはどうする?
8月7日、「市民版意見聴取会」@名古屋に参加し、1人3分間の意見表明をさせていただきました。夕方のニュース「イッポウ」に出ていたよと親切な方は教えてくださいました。
環境省(国家戦略室)の職員の方が、政府の3つのシナリオを説明しました。
私は、原爆の放射性物質による健康被害を過小評価してきた政府が、福島第一原発の事故によって再び被ばく者を生み出したこと、子どもたちへの健康被害が事実としてあることなど怒りをもって抗議するとともに、子どもたちに犠牲を押し付け、働く人たちの命を蝕む原発から撤退をするべきと強く要望しました。
また、環境省などが出している試算でも、今の技術水準や社会的制約を勘案しても、自然エネルギー(太陽光、小中水力、地熱、風力だけでも)の可能性は原発54基の40倍もひろがっているとの結果が出ており、こうした可能性を組み尽くすべきで、ドイツでは2020年までに自然エネルギー35%にしようとするなかで、日本はゼロシナリオでも2030年までに35%となっていることを述べ、もっと前倒しして導入するべきと申し上げました。
さらに節電・省エネについても、昨年夏は、100万キロワット級の原発23基分の最大電力を節電できました。こうした努力をもっとするべきと申し上げました。
そして、持続可能性という点で、「24時間型社会」「大量生産、大量消費、大量廃棄」のあり方を変え、低エネルギー社会をつくるビジョンをもつべきと申し上げました。
なんとか3分で収めることができました。
8月12日でパブリックコメントを締め切る、8月中に結論をだすなんて、もっと国民の皆さんの声を聞いてほしいという声もありました。そして、情報ももっと出すべきとの声もありました。
市民版意見聴取会では、原発ゼロシナリオが圧倒的に多数でした。
この市民版意見聴取会を準備してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。
国の政策にこの声を反映させるためにがんばるぞ!!