7月27日、愛知県西三河を流れる矢作(やはぎ)川の水害防止対策、鵜の首地区の水位低下対策事業について、国土交通省中部整備局豊橋河川事務所岡崎出張所を訪れた「しんぶん赤旗」記事をご紹介いたします。
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愛知・矢作川 河川改修 前倒しして
本村議員、国交省に聞き取り
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2020年7月30日【地方総合】
日本共産党の本村伸子衆院議員は27日、愛知県岡崎市の国土交通省中部地方整備局を訪れ、豊田市の矢作川狭さく部改修など聞き取り調査しました。根本美春豊田市議、本多のぶひろ衆院愛知11区候補も参加しました。
豊田市の鵜の首地区に矢作川の狭さく部があり、東海豪雨(2000年)では周辺一帯が浸水被害にあいました。今年度から河川改修に着手しており、改修後は水位が1・4メートル低下し、氾濫の可能性も低下する見込みです。
国交省の担当者は「工期は条件がよければおおむね10年を考えている。現在、狭さく部開削のボーリング調査などを行っている」と説明。「現在の計画では、矢作川全体の整備の建設費が325億円。2019年度末までに矢作川の河川整備計画で計上された事業費の進ちょく率は、事業費ベースで約41%。中流部・下流部の整備と一体に鵜の首地区の水位低下対策事業をすすめる。掘削した土、岩石の受け入れ先の確保の課題もある」と述べました。
本村氏は、「観測史上最大の豪雨が各地で観測されるなか、各地の対策強化とともに、鵜の首地区の水位低下対策事業を前倒しで進めてもらいたい。そのためにも予算と人の確保に全力をあげる。浸水想定区域への新たな建設は、かさ上げを含む規制をして、さらなる被害を防ぐべきです」と語りました。