ショックを受けることを覚悟して5月5日、愛知県設楽(したら)町の設楽ダム建設予定地に行きました。
本体工事の前の段階の「転流工」の段階に入っています。豊川上流(寒狭川)の改変はまだ一部でした。
人口減少とダムの目的のおかしさ。いまからでも中止させたい事業です。
設楽ダムの目的のなかで、一番多い容量を占めるのが、「流水の正常な機能の維持」容量です。
有効貯水容量9200万トンのうち、流水の正常な機能の維持容量は6000万トンで65%を占めています。
豊川上流のダムのない貴重な自然環境を設楽ダム建設で壊して、導水路で、すでにダムなどの構造物で環境が破壊されている宇連川にもってくることを「流水の正常の機能の維持」という詭弁。
そんなことに総事業費3000億円以上もかける予定です。
(国土交通省中部地方整備局の国直轄ダム事業です。)
美しい辺野古の海を米軍基地のために壊し、壮大な南アルプスをリニアで壊して平気な安倍政権は、地元の貴重な設楽の自然環境も壊そうとしています。