もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
国会質問

質問日:2015年 5月 29日 第189国会 国土交通委員会

名古屋環状2号線家屋補償問題

2015年6月3日(水) しんぶん赤旗

環状2号線 家屋補償は誠実に 本村氏、名古屋の被害告発

写真

(写真)質問する本村伸子議員=5月29日、衆院国土交通委員会

 日本共産党の本村伸子議員は5月29日、衆院国土交通委員会で、名古屋市東南部(天白区、緑区)の名古屋環状2号線、国道302号の工事と同関連工事によって生じた家屋等への被害について質問し、被害調査・評価をやり直して周辺住民に誠実に対応することをもとめました。

 同工事は、NEXCO中日本(中日本高速道路)が350件、国土交通省愛知国道事務所が30件の損失補償を行っています。しかし、調査が不十分な部分があり、補償範囲からはずされた住民から、事業者の不誠実な対応に怒りの声があがっています。

 本村氏は、河村たかし名古屋市長から、NEXCO中日本に対して、住民に対する丁寧な対応を求める要請文書が3回にわたって出されていることを指摘しました。

 また、工事期間中、屋内車庫3カ所に亀裂が入り、家屋の周り4カ所に最大で直径40センチメートルもの穴が開いた被害を受けながら、工事に関係がない「経年変化」とされた事例を紹介。工事との因果関係がないという評価はおかしいとただしました。

 太田昭宏国交相は、「住民の方々の理解が得られる丁寧な説明を行うよう指導してまいりたい」と答えました。

 

議事録

○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。
 まず冒頭、本日九時五十九分に、鹿児島県の口永良部島での噴火があり、全島に避難指示が出された。国土交通省としても、安全に避難ができるように、そして、その後の生活支援についても万全の体制をとっていただきたいということをまず冒頭にお願いしておきたいというふうに思います。
 きょうは、公共工事にかかわる家屋被害についてお伺いをしたいというふうに思います。
 まず確認ですけれども、公共工事によって被害がある場合、公共事業に係る工事の施行に起因する地盤変動により生じた建物等の損害に係る事務処理要領に基づいて補償されますねということを大臣に確認したいと思います。

○太田国務大臣 公共工事によりまして建物の損傷被害が生じた場合には、御指摘の事務処理要領に基づきまして適切に費用の負担を行っているところです。
 具体的には、公共工事との因果関係があり、受忍の範囲を超えると認められる損害等に対しまして、必要な最小限度の費用の負担を事業者が行っているところでございます。

○本村(伸)委員 それを前提にお話をさせていただきますけれども、名古屋の環状二号線、国道三〇二号線、その関連工事である雨水貯水池、共同溝の立て坑の工事における名古屋市天白区、緑区周辺住民の皆さんへの被害について質問をさせていただきます。
 私も、この名古屋市天白区、緑区の調査に行きましたけれども、明らかに工事によるものと思われる沿線家屋の各所の被害がございました。ゆがみですとか亀裂、壁にひびが入る、傾く、すき間の発生ですとか、配管の破裂、下水道の傾斜による逆流、こういう被害があちこちでございます。
 私は、この工事の最中から天白区、緑区にはよく行っておりまして、工事の最中に本当に大きな音で、どすんどすんと物すごい大きな音がしたりしてきたのを実感してまいりました。これでは沿線の家屋に被害が出るというのは当然だというふうに思ってきたわけですけれども、私が緑区、天白区で活動しておりました時期も御相談がございまして、愛知県の国道事務所、愛知国道事務所にも伺ったことがございます。
 この名古屋環状二号線を初め、この一連の工事にかかわっては、名古屋市長から、二〇一二年に一回、二〇一三年に一回、二〇一四年に一回、名古屋市の天白区の地域環境審議会での調査審議を受けて、NEXCO中日本の名古屋工事事務所長宛てに要請文書が出されております。その中身、三回とも要点をお示しいただきたいと思います。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 委員御指摘のように、名古屋市天白区、緑区における名古屋環状二号線工事の家屋補償に関し、名古屋市長からNEXCO中日本、名古屋工事事務所長宛て、平成二十四年十一月以降、三回の文書が送付されております。
 まず第一の文書、平成二十四年十一月の文書では、天白区、緑区の十五名の方々から、名古屋環状二号線の建設工事に係る影響等について、名古屋市の条例に基づく調査請求書が市に提出されたこと、これを踏まえて市が調査を行い、その調査結果を調査請求者と天白区、緑区の地域環境審議会に通知したこと、一連の調査を行う過程において、調査請求者からNEXCO中日本が行った家屋補償に関する調査結果や内容について、わかりにくい、納得できないといった意見や不満、工事による家屋等への影響について調査を求める意見等があったこと、工事による家屋等への影響については事業主体において適切に対応すること、対象となる住民の方々の理解が得られるよう引き続き尽力いただきたいことなどが記載されております。
 また、二番目の平成二十五年十二月の文書では、平成二十五年七月に天白区地域環境審議会において審議された結果、NEXCO中日本に対して再度文書による働きかけを行ってほしいなどといった要望が名古屋市に提出されたこと、このような状況を踏まえ、引き続き地域住民への理解が得られるよう尽力いただきたいことなどが記載されております。
 最後、三番目ですけれども、平成二十六年七月の文書では、平成二十六年一月に開催した天白区地域環境審議会において、過去二回の名古屋市長からの文書を受け、NEXCO中日本がどう受けとめ、今後どうしていくかということについて文書にてお示しいただきたいとの要望が審議会から名古屋市に出されたこと、審議会の意向を理解し、NEXCO中日本の考え方を示していただくこと、対象となる住民の方々の理解が得られるよう尽力いただきたいことなどが記載されております。
 以上です。

○本村(伸)委員 名古屋市長からこうした要請文書が出されているわけですけれども、その後、NEXCO中日本としてはどういう対応をとられたでしょうか。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 NEXCO中日本は、工事実施後の調査、事後調査と言っておりますけれども、この結果を踏まえ、平成二十二年八月以降、住民の方に対しまして家屋被害の状況や被害補償に関する説明を行ってまいりました。
 御指摘の名古屋市長からの文書も踏まえ、引き続き、住民の方々の御理解が得られるよう、補償内容に納得されない方などに対し繰り返し説明を行っていると聞いております。
 以上です。

○本村(伸)委員 名古屋市長からも三回、住民の皆さんから理解が得られていないと指摘をされた事業でございます。
 そこで、伺いますけれども、この天白区、緑区の名古屋環状二号線などの一連の工事に関して、NEXCO中日本が家屋についての事前調査、事後調査を行っております。国土交通省も事後調査を行っております。NEXCO中日本、国土交通省それぞれ、事前調査、事後調査はいつ行われ、何件だったのか、損失補償した件数は何件だったのか、天白区、緑区でそれぞれお示しください。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 名古屋環状二号線東南部区間は、まず、NEXCO中日本が高速道路の部分を施工いたしまして、その後、国土交通省がそれに並行する国道の部分を施工しております。
 NEXCO中日本が実施した工事の前後で、建物等の調査を実施し、NEXCO中日本の施工期間中に発生した工事に起因する建物等の損害について補償を行っております。
 その後、国土交通省が施工した後には、国土交通省が家屋の事後調査を実施し、国土交通省の施工期間中に発生した工事に起因する建物等の損害について補償を行っております。
 調査時期につきましては、これから御説明申し上げますけれども、委員配付の資料、これは天白区の一部の地区、それから緑区鳥澄地区のもので提示されておりますけれども、私の方からは、天白区それから緑区全体の数字で申し上げますので、期間がいただいた資料とはちょっと異なっておりますけれども、御了承いただきたいと思います。
 まず、NEXCO中日本は、名古屋市天白区において、平成十二年十二月から平成十八年十二月までの間、合計千二百七十件の事前調査を実施しております。また、平成二十二年一月から平成二十二年七月までの間、合計八百七十九件の事後調査を実施しており、これらのうち、これまで百六十六件が補償対象となっております。
 緑区につきましては、平成十二年三月から平成十八年七月までの間、合計千四百八十九件の事前調査を実施しております。また、平成二十二年一月から平成二十二年八月までの間、合計千三百六十八件の事後調査を実施しており、このうち、これまでに百八十四件が補償対象となっております。
 一方、国土交通省では、天白区において、平成二十三年十二月から平成二十五年十一月までの間、合計七百三十六件の事後調査をしており、このうち、これまでに十三件が補償対象となっております。
 また、緑区につきましては、平成二十三年十二月から平成二十七年三月までの間、合計千八十一件の事後調査を実施しており、このうち、これまで十七件が補償対象となっております。
 以上です。
    〔大西(英)委員長代理退席、委員長着席〕

○本村(伸)委員 今、損失補償された件数も答弁していただきましたけれども、本当に大きな被害が出ているというのがこの数字からも明らかだというふうに思います。
 きょうは天白区、緑区だけのことをお話ししておりますけれども、このほかにも守山区でも三百件を超える家屋被害が出ている。公共工事でこれだけの被害が出ていることに対して、どのように反省しているのかということが問われるというふうに思います。こうした被害を二度と起こさないためにも、この被害をしっかりと分析して、今後に生かしていかなければならないというふうに思います。
 そこで、お伺いしますけれども、資料の方で、先ほども局長にお話ししていただきましたけれども、工事の流れ、事前調査、事後調査、これは緑区、天白区の地域が限られたところをちょっと加筆させていただきましたけれども、お示ししております。
 NEXCO中日本が行いました事業では、天白区で百六十六件の損失補償、緑区で百八十四件の損失補償がされておりますけれども、被害があったと認めたお宅の被害の特徴、そして原因はどのように分析をされているのか。そして、どういう工事で、どの範囲で被害があったのかをお示しいただきたいと思います。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 お答えする前に、先ほど私、地区の名前をちょっと申し上げられませんでしたけれども、天白区は島田地区でございます。失礼いたしました。
 ただいま御質問いただきましたNEXCO中日本が補償した家屋の損傷等につきまして、お答え申し上げたいと思います。
 名古屋環状二号線の天白区、緑区において、NEXCO中日本の工事により家屋外構の土間コンクリートやコンクリートブロック塀のひび割れ及びふすまなどの建具の開閉不良などが出ております。これは、道路本体工の施工に伴う振動が原因であると考えております。
 被害の地域ですけれども、天白区においては鴻の巣、梅が丘、中平、緑区におきましては神沢、鳴丘、鳥澄という地区において発生しております。
 以上です。

○本村(伸)委員 次に、国土交通省が行った事業では、天白区で十三件の家屋の損失補償、緑区で十七件の損失補償を行っておりますけれども、同じようにお答えいただきたいと思います。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 国土交通省の工事、これは家屋に近接するところの遮音壁等の基礎の工事が中心だったわけでございますけれども、それらの施工に伴う振動などが原因と思われますが、家屋外構の土間コンクリートやコンクリートブロック塀のひび割れ、さらには、ふすまなどの建具の開閉不良などが発生しております。
 対象としては、天白区においては鴻の巣、植田東、緑区においては桃山、鳥澄等において発生しております。
 以上です。

○本村(伸)委員 大変な被害を与えている事業なんですけれども、実は、この数字でもカバーできていない地域や家屋がある。被害があったけれども補償されていないと、住民の皆さんが声を上げている現実がございます。
 例えば、天白区のAさんのお宅の事例ですけれども、NEXCO中日本が二〇〇七年七月に共同溝の立て坑の掘削工事をスタートさせ、二〇〇八年八月までこの工事は行われました。この工事が行われている途中の二〇〇八年一月ごろに、Aさんのお宅の屋内の車庫三カ所に亀裂が入り、そして泥水がしみ込むという被害が発生しました。外壁にもクラック、ひびが入り、業者の方に修理、塗装してもらって六十万円かかったそうです。
 NEXCO中日本のこの共同溝立て坑の工事は二〇〇八年八月に終わりましたけれども、それから今度は、二〇〇九年四月から国土交通省愛知国道事務所が同じ共同溝立て坑の工事を始めた。この二〇〇九年四月から始まった国土交通省の工事では、アスファルトを剥がして、物すごい騒音と振動が続いたそうです。そういう中で、家屋の周りに穴が、陥没が四カ所あいて、最大直径四十センチにもなったと。工事が終わってからは、この穴については、陥没については何の変化もなくなったと。御近所でも大きい被害が出ております。
 このAさんのお宅についてですけれども、NEXCO中日本が行った二〇〇六年四月一日の事前調査、二〇一〇年三月六日の事後調査、国土交通省愛知国道事務所が行った二〇一二年九月二十八日の事後調査の報告書をまとめたものを見させていただきましたけれども、NEXCOの事後調査では、新規にできた損傷が十六件あり、既存のひびなどの拡大が十三件あった。国土交通省の事後調査では、新規にできた損傷が二十八件ありました。中には、一階の玄関の壁に二メーター三十センチのひびが新たに入ったり、一階の車庫の床のすき間が三メーター二十五センチにわたってできたなど書かれております。
 私も現場を見てまいりましたけれども、やはりこれは工事に起因するものだというふうに思いました。しかし、こうした被害に対して、経年変化だ、工事に関係ないというふうに言われていると聞いて、私はびっくりしました。住民の皆さんが納得しないのは当然だと思いますし、私自身も経年変化というのは納得できません。
 こうした被害を、経年変化、工事と関係ないという評価の仕方そのものがおかしいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○太田国務大臣 事業実施に伴う家屋等の損傷の補償につきましては、一定のルールに従いまして、工事実施前にあらかじめ調査をした上で補償するなど適切に対応することとしております。
 その際、発生しました損傷の状況、工事箇所との位置関係及び工事内容等により因果関係を判断し、適切に補償しているというところだと思います。

○本村(伸)委員 このAさんのお宅は、一九九五年に新築で入居をして、一連の工事が始まってから、入居から十三年後には屋内車庫の三カ所に亀裂が入って泥水がしみ込むという被害があり、外壁にもクラックが入り、十四年後には家屋の周りに四カ所、陥没、穴があく。
 経年変化、工事と関係がないというのであれば、どんな家でも、十三年たったら屋内の車庫に亀裂が入り、泥水がしみ込んで外壁にもクラックが入る、十四年たったら家屋の周りに穴があくということなんでしょうか。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 具体的にAさんのケースについて承知しておるわけではございませんけれども、一般論として申し上げますと、事前調査それから事後調査の結果を比較した上で個別に判断いたしまして、個別に説明をさせていただき、個別にお伺いしながら、損傷の状況や工事箇所との位置関係、工事内容との関係を踏まえまして、個々に損傷の評価をしております。
 もちろん、工事に起因するものか経年変化に起因するものか、これらの判断は総合的かつ慎重に行わなければなりませんけれども、長年、用地取得あるいは補償業務に携わっている専門家が担当してやっておるわけでございます。
 特に、今ひび割れの話がございましたけれども、私ども、ひび割れを判断する際に、そのひび割れと近接しているひび割れの状況を見まして、例えば、ひび割れがあっても近接するところで大きなひび割れがないような場合は、これは工事由来ではないというような判断をしている場合もございます。
 以上です。

○本村(伸)委員 どう考えてもおかしいというふうに思うんです。
 経年変化、工事と関係ないというのであれば、工事との因果関係がないとちゃんと証拠を示したんでしょうか。

○深澤政府参考人 それぞれの家屋の損傷につきましては、個別具体、それぞれで事情が違うと思いますけれども、現場におきましては、担当職員がその辺のことにつきましてきちんと御説明していることでありますし、もし必要であれば、引き続き誠意を持って対応してまいりたいと考えております。

○本村(伸)委員 そもそも、この工事の事前の調査、事後の調査も大変いいかげんなものだったと私は認識しております。
 先ほど大臣から答弁をしていただきました工事損害要領の第二条には、損害等に対する措置を迅速かつ的確に行うため、工事前、工事の施行中にその土地や周辺地域で、必要と認められるものについての調査を行うものとするということで、一つ、「地形及び地質の状況」、二つ、「地下水の状況」、三つ、「過去の地盤変動の発生の状況及びその原因」、四つ、「地盤変動の原因となるおそれのある他の工事等の有無及びその内容」、五つ、「建物等の配置及び現況」、六つ、「その他必要な事項」というふうにあります。
 住民の皆さんが、これをちゃんとやっているのかということを情報公開をかけましたら、工事前の地質調査については業務報告書を出しましたけれども、工事後の地形、地盤、地下水位の変動状況については、はかっておらず、データを保有していないので不存在という回答が来ました。ほかの調査でも、はかっておらず、データを保有していないという回答ばかりです。
 損害等に対する措置を迅速かつ的確に行うため、調査をしなさいと書かれているのに、ほとんど調査をしておらず、そもそも不誠実じゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 事業実施に伴う家屋等の損傷の補償につきましては、先ほど来申し上げておりますように、ルールに従って、あらかじめ調査をした上で補償するということで、どういうものについて調査するかということにつきましては、現場の状況も踏まえ、判断させていただいております。
 今回のケースにつきまして、官民境界から二十メートルを基本とする区域を対象に、工事内容なども勘案して調査を行いました。個別に家屋被害の状況や被害補償の説明をさせていただいた上で、これまでに約四百件の方々に御納得いただき、補償させていただいております。
 引き続き、まだ御理解を得られていない方々がいらっしゃいます。補償内容に納得が得られていない方につきましても、これからも誠意を持って御説明させていただきたいと思っております。

○本村(伸)委員 工事損害要領の第三条には、所有者、使用者から地盤変動による建物等の損害等の発生の申し出があったときは、地盤変動による損害等と工事との因果関係について、速やかに調査を行うものとすると書いてございます。
 ぜひもう一度、被害者の方々の声を聞き、現場を国交省自身がちゃんと見て、調査し、評価し直していただきたいと思います。大臣、お願いいたします。

○太田国務大臣 天白区、緑区におきます名古屋環状二号線工事の家屋補償に関しまして、名古屋市長からNEXCO中日本に対しまして、住民の方々の理解が得られるよう対応することといった内容の文書が送付されております。
 NEXCO中日本は、平成二十二年八月以降、住民に対しまして、家屋被害の状況や被害補償に関する説明を行ってまいりましたが、名古屋市からの文書も踏まえて、引き続き、住民の方々の理解が得られるように、補償内容に納得されていない方などに説明を行うと聞いているところです。
 引き続き、NEXCO中日本はもとより、愛知国道事務所に対しましても、住民の方々の理解が得られるよう、丁寧な説明を行っていくよう指導してまいりたいと考えています。

○本村(伸)委員 住民の皆さんは、経年変化だと言われても、とても納得できない状況が今もございます。ぜひ、国交省自身が現場を見て、調査し、そして評価し、直していただきたいということを改めて強調しておきたいというふうに思います。
 住民の皆さんがいろいろ聞こうと思って国土交通省の愛知国道事務所に電話をしても、なかなか担当者が電話に出てくれない、こういう状況もあるというふうに聞いております。こういう状況は絶対にあってはならないというふうに思います。
 周辺住民の皆さんに誠実に対応するよう大臣から指導していただきたいというふうに思いますけれども、もう一度改めてお願いを申し上げます。

○太田国務大臣 丁寧な説明を行っていくように、また、住民の方々の理解が得られるように指導してまいりたいと考えています。

○本村(伸)委員 今、この議論は名古屋環状二号線の東南部のお話をさせていただいているわけですけれども、この東南部の事業では、事前の調査、事後の調査、不十分な調査だったということが明らかですし、大変大きな被害があったということをお話しいたしました。
 これから西南部の工事が始まる、スタートしているという状況の中で、このような家屋被害が続くということはくれぐれもないようにということを強調しておきたいというふうに思いますし、少なくとも工事の損害要領による適切な調査というものをしっかりと行うべきだというふうに思いますけれども、大臣の答弁をお願いいたします。

○深澤政府参考人 お答え申し上げます。
 委員御指摘のように、名古屋市の西南部における区間約十二キロにつきましては、平成二十四年度から工事に着手しておりまして、現在、橋梁の工事をしております。
 西南部区間につきましても、事業実施に伴う家屋等の損傷の補償につきましては、公共事業に係る工事の施行に起因する地盤変動により生じた建物等の損害等に係る事務処理要領に基づき、適切に対応してまいりたいと考えております。
 以上です。

○本村(伸)委員 西南部は地盤が大変弱い地域でもございます。ぜひ被害がないように対策をとっていただきたいということも申し上げ、質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

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