井野法務大臣政務官(現防衛副大臣)が統一協会関係者を法務大臣政務官室に招き入れていた「しんぶん赤旗日曜版」のスクープを連続追及!
事実認める!癒着のある政務3役は辞任を!
10月28日 報道否定せず
10月28日の衆院法務委員会で、井野俊郎防衛副大臣が法務大臣政務官だった2016年に、統一協会(世界平和統一家庭連合)関係者を法務省や法務政務官室に招き入れていた疑惑(「赤旗」日曜版10月30日号が報道)について追及しました。井野防衛副大臣は「否定はしない」と答弁し、報道を事実上認めました。
統一協会側が設立した井野氏の後援会「俊世会」一行十数人が16年11月、法務省を見学し、井野氏が政務官室にも一行を案内したとする日曜版の報道を示し、「案内したことはあるか」と追及。井野氏は「記録等はないが、そういった対応をした可能性は十分にある」「なかったとは否定はしない」と答えました。
「自民党の斉藤(優・群馬)県議が参加者から(案内を受けた事実を)聞いている」として、斉藤氏への事実確認を要求。井野氏は「こちらとしては(確認は)可能だ」と応じました。
さらに、「『俊世会』(俊郎の「俊」、世界平和統一家庭連合の「世」と言われている)は今もあるのか」と質問。井野氏は「会長である斉藤県議には、今後関係を持てず、対応できないので解散してくださいといっている」「その後どうなったか、確認はきていない」と述べました。
11月2日 政務官室に統一協会関係者 井野防衛副大臣「確認した」
井野俊郎防衛副大臣は11月2日の衆院法務委員会で、井野氏が法務政務官時代の2016年に統一協会(世界平和統一家庭連合)関係者を法務省や法務政務官室に招き入れていたことを「確認した」と明らかにしました。
10月28日の法務委員会で、統一協会側が設立した井野氏の後援会「俊世会」一行が16年11月、法務省を見学し、法務政務官室を訪れていたとの「赤旗」日曜版10月30日号の報道に基づき井野防衛副大臣を追及しましたが、同氏は「否定はしない」などと答弁したため、関係者に確認するよう求めていました。
2日、改めて事実を確認したかと追及。井野防衛副大臣は、法務省内に一行を招き入れたことを「電話で斉藤(優・群馬)県議(俊世会代表)に確認した」と答えました。
「法務政務官として、統一協会の組織的な不法行為責任を認定した東京高裁判決の5カ月後に招き入れた責任をどう考えるのか」と厳しく追及。
井野防衛副大臣は、「真摯(しんし)に反省している」「関係を断って政治活動を続けていく」と答えました。
岸田文雄首相が閣僚等に統一協会との接点があった場合辞任を求めると答弁したことを挙げ、葉梨法務大臣に「辞任、更迭の案件ではないか」と主張。葉梨法務大臣は「それぞれの議員に説明していただきたい」として見解を示しませんでした。
「統一協会との癒着を断ち切り、被害の根絶に全力をあげなければならない」と法務大臣らの姿勢を厳しく批判しました。