もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
国会質問

質問日:2021年 2月 16日 第204国会 総務委員会

首相長男の接待 秘書官当時から面識 本村氏が追及

しんぶん赤旗 2021年2月17日

首相長男の接待 秘書官当時から面識 本村氏が国を追及 衆院総務委

 日本共産党の本村伸子議員は16日の衆院総務委員会で、放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男(元総務相秘書官)が総務省幹部を接待していた問題を取り上げ、国家公務員倫理法違反が問われる利害関係者からの接待について追及しました。
 本村氏は、同省幹部が「(長男とは)それぞれいつからの関係か」と質問。湯本博信官房審議官は「秘書官当時お会いした」と述べました。
 秋本芳徳情報流通行政局長は、長男と東北新社グループ衛星放送子会社の社長が「2015年以降に私の執務室に来て名刺交換をした」と回答。同省の原邦彰官房長は、谷脇康彦総務審議官が「(いつ知り合ったか)記憶していない」などと答弁する一方、吉田眞人総務審議官については長男が秘書官の当時に面識を持ったことを認めました。
 本村氏は、長男側から幹部4人が提供された会食費や贈答品、タクシーチケットなどの金額を明らかにするよう要求。秋本局長、湯本審議官は「総務省から調査を受けている立場で答えられない」と繰り返しました。
 本村氏は「総務省の調査には答えるのに、行政監視の責任を持つ国会でも答えるべきだ。1社からの接待が繰り返しされているのは不自然だ」と批判しました。

 

議事録

204-衆-総務委員会-4号 令和3年2月16日

○本村委員 日本共産党の本村伸子です。
 本会議に続き、よろしくお願いを申し上げます。
 この委員会でも、福島県沖の地震の被害に遭われた皆様に心からのお見舞いを申し上げたいというふうに思います。総務省としても全力で被災地の皆さんに寄り添って支援をしていただきたいということも、強く求めておきたいというふうに思います。
 武田大臣は、所信表明演説の中で、先ほども御紹介がありましたけれども、総務省幹部職員の行動について、国民の疑念を招く事態に関し、大臣としておわびを述べられておられます。総務官僚の接待問題というのは本当に総務行政の信頼を失う重大事態だというふうに考えております。
 この点について引き続き伺っていきたいというふうに思いますけれども、予算委員会あるいは先ほど来の議論の中で名前が挙がっている谷脇総務審議官、そして吉田眞人総務審議官、秋本局長、そして湯本審議官、この四人の方の十二回の会食が明らかになっております。
 かなり会食が繰り返されてきたというふうに思いますけれども、先ほどもちょっと議論があったんですけれども、それ以前の会食というのはないのかという点といつからの関係かという点、総務省がつかんでいる点、お示しをまずいただきたいと思います。
○原政府参考人 お答えいたします。
 先日、予算委員会でも御指摘があり、御答弁申し上げたのは、現時点で判明しているということで、谷脇総務審議官は三回の会食、吉田眞人審議官は二回の会食、それから秋本局長が四回の会食、それから湯本審議官が三回の会食。それ以外の会食については、先ほども御答弁申し上げたとおり、相手方等からも聞いておりまして、現在精査をしているという状況でございます。
 それから、知り合った経緯ということでございますけれども、菅正剛氏ということ……(本村委員「はい、そうです」と呼ぶ)そうしますと、谷脇総務審議官は、記憶していないということでございます。
 それから、吉田眞人総務審議官は、菅総理が総務大臣当時、平成十八年でありますが、政務秘書官をしていた頃知り合ったということでございます。
 それから、秋本局長は、これは先日本人が御答弁されていますが、木田由紀夫氏を介して平成二十七年以降に知り合ったということでございます。
 それから、湯本審議官は、菅総理が総務大臣当時、先ほどと同じ平成十八年、政務秘書官をしていたとき知り合ったということでございます。
 以上でございます。
○本村委員 ありがとうございます。
 今日は、更に事実解明をしていくという点で、接待を受けた総務省の谷脇審議官、そして吉田審議官、秋本局長、そして湯本審議官、そして総務省出身の山田内閣広報官、直接質問したいということで答弁をお願いしたんですけれども、先ほど来そうですけれども、秋本局長そして湯本審議官しか来ていただけなかったということで、引き続き、今日来ていただけなかった方については、この総務委員会にも来ていただいて、是非審議をしていただきたいというふうに思いますので、委員長、是非呼んでいただきたいと思います。
○石田委員長 理事会で協議します。
○本村委員 秋本さんと湯本さんの方にお伺いをしたいというふうに思います。
 東北新社の関係者、そして菅総理の息子さんである菅正剛氏との関係なんですけれども、予算委員会でも明らかになったわけですけれども、秋本さんは二〇一六年から会食四回、湯本さんは二〇一九年から会食三回ということが明らかになっております。
 先ほどもお話がありましたけれども、もう一度御本人の口から、いつからの関係なのかと、先ほど来、四回、三回とありますけれども、それ以外に全くないのかという点、御本人からお示しをいただきたいと思います。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 私が菅正剛氏と知己を得ましたのは、会食の場にも同席しておられました木田由紀夫氏の紹介によるものでございまして、平成二十七年、二〇一五年以降に知り合いましたということでございます。
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
 私の方は、先ほど官房長からもお話がありましたとおり、菅正剛氏と知り合った経緯につきましては、菅総理大臣が総務大臣時代、菅正剛さんは政務秘書官をやっておりまして、その頃知り合ったということでございます。
○本村委員 秋本さんについては、昨日の予算委員会の中で、菅正剛氏と二〇一五年以降に名刺交換をさせていただき、知り合うことになったということですけれども、いつ、どんな会合だったんでしょうか。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 会合ではなく、木田由紀夫氏と菅正剛氏が総務省の私の執務室においでになって名刺交換をしたというふうに記憶しております。
○本村委員 どんな話合いをされたんでしょうか。
○秋本政府参考人 挨拶にとどまり、名刺交換して、お互いの所属先、現時点ここに所属して仕事しているということの挨拶を交わしたというふうに記憶しております。
○本村委員 それ以降は、二〇一六年の七月に会食をされているかと思いますけれども、その間は何も接触がなかったんでしょうか。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 現時点で確認できた範囲での事実関係で申しますと、会食は平成二十八年七月二十日からでございます。
○本村委員 現時点ではという限定されている言い方だなというふうには思うんですけれども、秋本さんは、二〇一六年七月二十日が一回目、二〇一六年十一月二十八日が二回目、二〇一九年二月十四日が三回目、四回目が二〇二〇年十二月十日ということで、四回会食をしておりますけれども、それぞれどなたと会食をしたのか、それぞれ届出は出していたのか、そして会食の会費の有無、お土産ですとかタクシー代の物品の贈与の状況、そして会食代の出所についてお示しをいただきたいというふうに思います。
 湯本さんについては、二〇一九年二月十四日、二〇一九年十一月二十七日、二〇二〇年十二月十四日、三回会食をしていますけれども、その点、お答えをいただきたいと思います。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 まず、お尋ねの一回目、二回目、三回目、四回目の会食の同席者は、いずれも木田由紀夫氏と菅正剛氏でございます。
 当日の負担の有無につきまして、一回目、二回目、三回目は、締めくくりの会計の際に、お幾らですかとお尋ねして、先方の申出額を負担いたしました。四回目、昨年の十二月十日、当日は負担しておりませんでした。負担は事後に行いました。
 幾ら負担したかについてお尋ねをいただきました。負担した金額につきましては、現在、国家公務員倫理審査会の助言を受けつつ、総務省大臣官房の服務、倫理担当からの調査を受けているという立場にありますことと、相手方、東北新社様の確認を得ながら事実関係の精査が行われているということで、現時点で私から金額をお示しすることはできませんけれども、いずれにしても、調査を受ける立場にある者として、真摯に対応させていただきたいというふうに考えております。
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
 私の、お話ありました三回の会合につきましては、いずれも、各回の参加者は木田由紀夫氏と菅正剛氏でございます。
 会食当日の負担につきましては、一回目、二回目につきましては、先方の申出額を負担しております。三回目につきましては、当日負担すべき金額がありましたので、事後的に負担をさせていただきました。
 以上でございます。
○本村委員 済みません、手土産とタクシー代などが、答えていないかと思います。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 大変失礼いたしました。答弁漏れがございました。
 まず、タクシーチケットについて、一回目、二回目、三回目については、利用した記憶はございません。四回目、昨年の十二月十日につきましては、受領しております。
 贈答品についてもお尋ねをいただきました。一回目、二回目、三回目につきましては、受領した記憶はございません。四回目、昨年の十二月十日の際には、受領しております。
 タクシーチケット、そして贈答品の相当する金額については、現在、相手先企業との間で精査がなされているところでございます。
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
 まず、タクシーチケットにつきましては、一回目、二回目ともなしというふうに記憶しております。三回目につきましては、受領しておりますが、午前中も答弁申し上げたように、使ってはおりません。
 贈答品につきましては、一回目、二回目共に受け取っておりません。三回目につきましては、受領しております。ただし、金額につきましては、ただいま調査を受けている身でございますし、今調査中で精査しているという状況でございますので、こちらの方ではちょっと答弁は控えさせていただければと思います。
 よろしくお願いします。
○本村委員 届出の状況についてもお尋ねしたんですけれども。
○秋本政府参考人 大変失礼いたしました。
 国家公務員倫理法に基づく事前の届出につきましては、いずれの会合におきましても、しておりませんでした。
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
 私の方も、いずれの場合におきましても、国家公務員倫理法に基づく届出はしておりません。
○本村委員 そこの、届出をしていなかったという認識についても後で問いたいというふうに思うんですけれども、もう一問、秋本さんにお願いをしたいんです。
 昨日、今井議員の質問に対して、これも少し先ほど御議論がありましたけれども、不要不急の外出は控えるようにというふうに言われている、そういうときに菅正剛さんとお会いになった。昨日はお答えにならなかったんですね。なぜ不要不急と言われる時期に会ったのかということについて、昨日お答えにならなかったんですけれども、今日はお答えいただきたいというふうに思っております。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 勝負の三週間という時期にお会いすることになった点については、今反省をしております。
 ただ、これまで、現時点で確認できた範囲で四回の会合を重ねてまいりましたのは、本人又は御両親のうちいずれかが東北出身者の懇親会という性格がございますのと、菅正剛氏は総務大臣の政務秘書官をお務めの経験がございます。
 総務大臣室は、政務秘書官と事務秘書官、大臣の日程を管理する職員、来客を受け付ける職員が一丸となって大臣をお支えしてまいりませんと、特にこの二月、三月、予算委員会、総務委員会が入れ子になって組み合わされる時期、厳しい時期を乗り切れません。そうした厳しい時期を乗り切った者同士の集まりという色彩もございまして、お声がけいただいた際に、都合がつく限りでお互い日程を調整して、過去、現時点で確認できている段階で四回の会合を重ねさせていただいたということでございます。
 繰り返します。勝負の三週間と言われる期間に控えるべきではなかったかと言われれば、その点は反省をしております。
○本村委員 総理の息子さんということで、断ることが難しかったという点がもしかしてあるのかもしれないわけですけれども。
 それで、今のやり取りの中で、今総務省から調査を受けているという話で、明らかになっていないのが金額、会食の金額と手土産の金額、相当額ですかね、そこが明らかになっていないというふうに思うんですけれども、これは調査をしている側の総務省の方にお伺いをしたいんですけれども、その点については総務省は調査をされているんでしょうか。御本人に聞いたんでしょうか。
○原政府参考人 お答え申し上げます。
 もちろんその点についても調査をしております。ただ、その点は、金額というのは不利益処分をいろいろ勘案するにかなり重要な要素でございまして、慎重にそれぞれからのヒアリング、それから、証拠書類、請求書、領収書、レシート、社内経理の写し、社内メールの写しの確認等を行っております。
 一方、強制的な調査権限があるわけではないので、御協力いただきながらやっているということで、とにかく迅速に、かつ正確に精査をしている、こういう状況でございます。
○本村委員 今、いろいろ、調査の対象である四人の方にも聞いたということでよろしいでしょうか、総務省。
○原政府参考人 ヒアリングといいましょうか、具体的には、調書を出してもらうとかそういう形でこちら側の四人にも聞いていますし、先方の四人にもこの件は聞いてございます。
○本村委員 秋本さんと湯本さんなんですけれども、総務省にはお話しになったわけですよね。総務省にはお話しになったわけです。なぜ国会にはお話しすることができないのか。国会に対してしっかりと事実を明らかにしていただきたいと思うんですけれども。
○石田委員長 お二人に聞きますか。(本村委員「お二人に、はい」と呼ぶ)
○秋本政府参考人 大臣官房の倫理、服務担当の方で、相手先企業、東北新社様に対しまして、確認書類の提出やヒアリングもされながら、額が妥当なものかどうかという点を一つ一つ確認されているものと承知をしております。
 私が申し上げることで予断を与えるということになってもいけませんし、私自身は調査を受ける立場でございますので、その調査に真摯に対応させていただくという、その一念でございます。
○湯本政府参考人 ただいま秋本局長の方からも話がありましたが、私も今調査を受ける立場でございます。
 今、その金額も含めまして、会合の詳細につきましては、大臣官房の方で相手方にきちんと確認を取りながら正確な情報を洗っているというふうに聞いているところでございまして、私どもの方としては、調査を受ける立場でございますので、相手方の方に予断を与えてもいけないということで、こちらの方のお答えは一応差し控えさせていただければということでございます。
○本村委員 総務省の調査は総務省の調査でやっていただきたいんですけれども、国会側も、行政監視という観点からしても、しっかりと調査をしなければならないんです。総務省に話したことをこの場所で話していただきたいと思います。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 私が額を申し述べることで予断を与えてしまった後、また額が違うということになりますと、恐らくは調査に手戻りも生じるということかと思います。私としては、調査に真摯に対応させていただくということでございます。
○湯本政府参考人 お答え申し上げます。
 繰り返しになりますが、私自身、調査を受けている立場でございます。したがいまして、私の一方的な言い分というものを与えてしまうことによって、相手方の方にも何らかの予断を持って判断されてしまうなど、そういうことが想定されますので、今回は、会合の詳細につきましてはお答えを控えさせていただければということでございます。
○原政府参考人 調査をする側の話としてちょっとお答え申し上げたいと思います。
 我々がこちら側から聞いているのは、当初、直近の、今回問題になっている事案は支払いをしていなかった事案でございますので、取りあえずの額ということで返金しているわけでございます。具体的には、今私が精査しておりますのは、まさに、しっかりと証拠書類等に基づいて、一体誰が幾ら負担したのかということを精査しておりますので、正確に、かつ迅速にしっかりと調査をして、しっかりと明らかにしてまいりたい、こういうことでしっかり対応したいと思っております。
○本村委員 だから、総務省の調査も必要なんですけれども、国会の調査も是非真摯に対応していただきたいんですよ。
 それで、接待をした側と値段が違うとまた調査が云々というお話があったんですけれども、それも含めて真実を明らかにしていくということが必要だと思うんですよ。是非お答えをいただきたいと思います。
 済みません、秋本さんと湯本さん、お願いします。
○秋本政府参考人 お答えいたします。
 相手先企業である東北新社様を含む関係者からの資料提出、証拠と確認を大臣官房の方で幾重にも積み重ねていただいている途上でございます。その調査途上で、中途半端な形で公にすることで予断を与えるべきものではないと思っておりますし、私自身、その調査を受ける立場でございまして、その調査に真摯に対応するということで臨んでまいりたいと思っております。
○湯本政府参考人 お答えいたします。
 繰り返しになりますが、私自身、調査を受けている立場でございます。金額等につきましては、私の一方的な言い分のみならず、総務省の全体の調査の中で相手方の方にも確認を取って最終的に決めるものだと承知しておりまして、繰り返しになりますが、やはり予断を与えてはいけないということで考えております。
 いずれにいたしましても、先ほど申し上げたとおり、調査を受ける側として、調査に関しては、真摯に、できるだけ正確かつ迅速な結果が出るように対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
○本村委員 総務省の調査で言ったことを国会にも述べてほしいということを申し上げているんですけれども。やはり、私たち、国民の皆さんから選挙で選ばれて国会に来ているわけです。行政監視をしていく責任があるわけです。引き続き誠実な対応を求めていきたいというふうに思います。
 谷脇総務審議官そして吉田眞人総務審議官についても、三回と二回、会っておりますので、先ほど申し上げました湯本さんと秋本さんと同じ問いで、是非お答えをいただきたいと思いますけれども。
○原政府参考人 お答え申し上げます。
 まず、先ほど御指摘があった点について。
 谷脇総務審議官でございますが、一回目の会食は令和元年の六月六日、出席者は、三上義之氏、木田由紀夫氏、菅正剛氏、三名でございます。それから、二回目、令和元年の十月二十三日でございますが、出席者は、二宮清隆氏、三上義之氏、木田由紀夫氏、菅正剛氏の四名でございます。
 それから、会食当日の負担の有無でございますが、一回目は記憶していない、二回目、記憶していない、三回目は、既に申し上げておりますが、当日は負担していないが事後に負担したということでございます。それから、金額等については、先ほど来申し上げた、しっかりと今精査をしているところでございます。
 それから、タクシーチケットの交付の有無でございます。一回目、記憶していない、二回目、記憶していない、三回目、受領している。使用金額は精査中ということでございます。
 それから、贈答品の有無。一回目、記憶していない、二回目、記憶していない、三回目、受領している。金額は精査中ということでございます。
 それから、吉田総務審議官、二回会食ですが、一回目の会食は令和二年の一月二十四日でございまして、出席者は、木田由紀夫氏、菅正剛氏の二名、二回目と同様でございます。
 それから、会食当日の負担の有無でございますが、一回目は記憶していない、二回目は、当日は負担していないが事後に負担したということでございます。それから、金額については、ただいま精査中ということでございます。
 それから、タクシーチケットの交付の有無でございます。一回目は記憶していない、二回目は受領している。金額は精査中ということでございます。
 それから、贈答品の有無でございますが、一回目、記憶していない、二回目、受領している。金額は精査中ということでございます。
 なお、吉田総務審議官については、先日来御答弁申し上げておりますが、今の二回の会食以前にも、本人の記憶では、木田由紀夫氏と複数回会食し、毎回ではないが、その場に菅正剛氏が同席することもあったということでございます。この点についても、引き続き、ただいま精査を行っている、こういう状況でございます。
○本村委員 記憶にないということが結構多くて、嫌な予感もするわけですけれども。
 繰り返し会食をしていたことが明らかになっております。そして、東北の関係者だというふうにおっしゃるわけですけれども、しかし、接待をしている側は、明らかに、じゃ、何で四人連続してという話にもなります。やはり国民の皆さんの疑念というのはますます広がっていくというふうに思います。
 予算委員会でも、大臣は、調査報告を一日でも早く出さなければいけないという答弁もされておりますけれども、まだ、総務省には答えているけれども国会には答えていない、そういうことがございまして、やはり、調査の経過ですとか内容についてはオープンにしていくべきだというふうに考えておりますけれども、総務大臣、お答えをいただきたいと思います。
○武田国務大臣 疑念を持たれたことに対する調査ですから、当然オープンなものにしていかなくてはならないと私は考えております。なおかつ迅速さも求められると思いますし、最も重要なことは、正確な調査というものを報告するということも重要なことになってくるんだと思います。
 その重要なポイントというものをしっかりとつかんだ形での調査というものを実行して、信頼回復に努めていきたいと考えております。
○本村委員 届出のことも後でお話をいただきたいんですけれども、国家公務員の倫理規程の八条に基づく届出ですけれども、週刊誌で報道された後に提出をしたということもございました。
 二〇〇五年以降、八条に基づく届出は、年度ごとに何件ぐらいあるんでしょうか。
○原政府参考人 お答えいたします。
 御指摘のありました倫理規程八条に基づく届出でございますが、文書の保存期間の期限でございます平成二十七年度から令和五年度までの五年間で八件ございます。平成二十七年度が五件、平成二十八年度が二件、平成二十九年度が一件でございます。
 令和二年度分については、現時点で、今回の分、本省へ届出分が三件ということでございます。
○石田委員長 ちょっと訂正した方がいいんじゃないの。令和五年度と言ったよ、今。
○原政府参考人 済みません、失礼いたしました。
 平成二十七年度から令和元年度までの五年間ということです。大変失礼いたしました。
○本村委員 これまでの届出の件数に、先ほど来調査をされておられます四人の方は入っておられますでしょうか。また、総務省にいらっしゃいました山田さんが入っておりますでしょうか。
○原政府参考人 お答え申し上げます。
 今回報道のあった四名については、文書の保存期間期限である平成二十七年度から令和元年度までの五年間において届出はなかったものの、今回問題となった会食について、費用が一万円を超えたと考えられる三名について、本年二月二日付で八条に基づく届出があったということでございます。
 それから、山田真貴子氏に関しては、平成二十七年度から令和元年度までの五年間において届出はされてございません。
○本村委員 会食が繰り返されていたわけですけれども、届出は、事後、三人の方が行った、直近の会食でやったというだけでございまして、やはり、倫理規程に照らして全体的に意識が薄れているのではないかということも私は大変懸念をしております。
 週刊誌の指摘を受けて、利害関係者と認識をして届出が出されたという経過だというふうに思いますけれども、免許の許可のタイミングに接待を受けていたということは非常に重要ですし、長期にわたって関係性があるということも政治をゆがめていく可能性はあるわけで、返金したといっても、やはり重大な問題だというふうに思っております。
 そもそも、声をかけた側は衛星放送事業者の方でございます。警戒をしなかったのかという疑念が湧くわけでございます。
 予算委員会などで大臣、局長が答えている利害関係者というのは、一体どういうものを指しているのか、お示しをいただきたいと思います。
○原政府参考人 お答え申し上げます。
 国家公務員倫理規程の第二条に、利害関係者とは、この一号で、許認可等を受けて事業を行っている事業者等、許認可等の申請をしようとしている事業者等又は個人、許認可等の申請をしようとしていることが明らかな事業者等又は個人などと記載をされてございます。
 いずれにいたしましても、昨日も御議論がございましたが、利害関係者に該当するか否かという具体的な当てはめにつきましては、まずはしっかりと事実関係を精査する必要がございます。それを前提といたしまして、国家公務員倫理規程の有権解釈は人事院にございます。したがって、私どもが、その上で、人事院にお諮りをして、その上で個別具体的な該当性を判断する、こういう制度になってございます。
○本村委員 今日、人事院にも来ていただいておりますけれども、国家公務員倫理教本というものがございまして、そこの中でも示されております国家公務員法の倫理規程の二条一項の一号と六号をお示しいただきたいと思います。
○荒井政府参考人 お答えいたします。
 倫理規程第二条一項におきまして利害関係者となる者が列挙されておりまして、その第一号では、許認可等の事務に関連して、当該許認可等を受けて事業を行っている事業者等、当該許認可等の申請をしている事業者等、そして、当該許認可等の申請をしようとしていることが明らかである事業者等といった者が利害関係者とされております。
 また、第六号におきましては、各府省が所掌する事務のうち事業の発達、改善、調整に関する事務に関連して、当該事業を行っている事業者等が利害関係者とされておるところでございます。
○本村委員 事業の発展、改善、調整に関する事務、この事業を行っている事業者等も利害関係者なんですよ。
 今、何か利害関係者かどうか精査をしているということですけれども、明らかにこういう事業者だったと私は思うわけですけれども、この点が緩く見られているんじゃないか、そして、届出さえも出さなくていい、緩くなっているんじゃないかということを大変懸念をしております。
 大臣にお伺いをしたいんですけれども、先ほども一号と六号で示させていただきましたように、届出の範囲は広く捉えるべきだというふうに思いますけれども、大臣、お答えをいただきたいと思います。
○武田国務大臣 届出の範囲についての御質問だと思います。
 国家公務員倫理規程において、利害関係者とともに飲食をする場合において、自分の飲食に要する費用が一万円を超える場合に届出を行う旨規定をされております。各職員は、この倫理規程にのっとり、適切に対応しているものと承知をいたしております。
○本村委員 今回していなかったことについてはどのようにお考えでしょうか。
○武田国務大臣 それに対する事実関係の調査を今行っているところであります。
○本村委員 総務省とやり取りをさせていただきますと、大変緩く、利害関係者のところはかなり狭く狭く考えよう考えようということを聞き取りの中でも感じまして、それでは抜け穴になってしまうというふうに思いますので、改善をしていただきたいというふうに思います。
 一社から繰り返し複数の官僚が接待を受けていることは不自然だというふうに思いますけれども、大臣、その点、いかがでしょうか。
○武田国務大臣 自然、不自然という問題ではなくて、行政の公正性、中立性というものに疑念を生じさせたということ自体は私は問題であろう、このように認識をいたしております。
○本村委員 菅総理が大臣当時秘書官の息子さんが東北新社に入社したのが二〇〇八年でございます。それ以降の会食を全て明らかにしていただきたいというふうに思います。会食の会費の有無ですとか手土産とかタクシーチケットですとか、会費代の出所、この点も是非お示しをいただきたいと思いますけれども、大臣、お願いします。
○武田国務大臣 御指摘の今回問題になっている事案はもとより、それ以外でも総務省職員との間で国家公務員倫理法違反と疑われるような事案がなかったかも含めて、今、調査を行うよう指示をいたしております。
○本村委員 ちょっと時間がないものですから、次の問題に移りたいというふうに思いますけれども、次は、地方公共団体情報システム機構、J―LISの問題についてお伺いをしたいというふうに思います。
 J―LISのマイナンバーカードに関する契約実績、これはずっと不明だったわけです。情報が公開されておりませんでした。不明だった金額ですとか入札の参加状況がやっとこの間公表されたということで、資料をおつけをいたしました。それが二枚目、三枚目のところですけれども。これまでなぜ公開せずに、今回公開されるということに至ったのか、理由を伺いたいと思います。
○高原政府参考人 御答弁申し上げます。
 個人番号用ICカード製造業務等の予定価格等については、J―LISにおいて、これを競争性の確保の観点から非公表としてまいりましたが、国や独立行政法人における公共工事の調達に係る取扱いも参考に再度検討したところ、入札手続の透明性を一層高める観点から公表することとしたものというふうに伺っております。
 また、落札外の事業者名や当該事業者の入札金額については、事業者の利益や地位を害することのないよう非開示としておりましたが、これらについても、同様の観点から、事業者の同意を得て公開することとしたものと承知をしております。
 以上でございます。
○本村委員 前回も、この個人番号カード用ICカード製造業務等でNTTコミュニケーションズと凸版印刷が繰り返し入札しているということを質問をいたしました。
 この開札調書のところを見ていただきますと、この日の入札というのは何回か不調になって、そして、二枚目の随意契約というふうになっているんですけれども、この資料を見てみますと、入札価格と随意契約となった金額に落差があるんですね。
 どういうふうに随意契約になったのか、合意に至ったのか、そして、入札額の適正さが疑われるわけですけれども、その点について御見解をお示しいただきたいと思います。
○高原政府参考人 御答弁申し上げます。
 令和元年六月二十四日にJ―LISが実施いたしました個人番号カード用ICカード製造業務等における一般競争入札については、従来の数百万枚規模の調達に比べて数千万枚規模の調達となりましたため、事業者において新たな設備投資や体制強化が必要との判断となり、事業者側の入札価格がJ―LISが設定した予定価格を上回る結果となったため、不調となったものと聞いております。
 その後に実施した再入札、再々入札においても入札価格が予定価格を上回る結果となったため、J―LISの契約事務の処理手順に基づき、入札価格が予定価格に最も近い事業者に対し、予定価格を提示した上で、その範囲内で随意契約の締結に向けた調整を行った結果、事業者のコスト削減等の実施により、予定価格内での受注、製造が可能との回答を得て契約に至ったものと承知をしております。
 入札不調という形にはなりましたが、最終的には、過去の調達と比べても遜色のない単価で契約を締結することができたと思っております。
 今後の調達においては、競争性の確保のため、発注規模や納入スケジュールについて更に工夫できることがないか、J―LISにおいて改めて検討していくというふうに聞いております。
 以上でございます。
○本村委員 過剰発注の問題や、あるいは、まだ出てきていない資料があるものですから、是非情報開示していただきますよう大臣にお願いを申し上げ、質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

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参考資料

https://motomura-nobuko.jp/wp-content/uploads/2021/02/20210323152937343.pdf

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