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レポート

愛知と岐阜の皆様とともに、F35ステルス戦闘機の試験飛行の再開に抗議し、中止を求める要請を行いました

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 9月2日、愛知と岐阜の皆様とともに、岩屋毅防衛大臣、防衛省・防衛装備庁に対し、F35ステルス戦闘機の試験飛行の再開に抗議し、中止を求める要請を行いました。

 4月9日に発生した三菱重工小牧南工場最終組み立てのF35ステルス戦闘機墜落事故以降中止されていた試験飛行の再開が、9月2日、強行されました。

2日10時すぎにF15とともに飛んでいたという情報が入っていますし、地元地方議員からも情報を得ました。

 事実関係を確認すると、東海防衛支局の対応職員から、担当でないので、詳しいことはわからないが、飛んだと聞いている、とのこと。

 そもそも地元の住民の皆様に知らせないで、試験飛行を再開させるなどというのは絶対に許されません。

 防衛省の航空機事故調査報告書では、アメリカ政府監査院などから指摘されている欠陥と事故との分析は行われておらず、発見された機体のごくごく一部とシュミレーションで機体にトラブルはない、パイロットの空間識失調だと推定しているにすぎません。

 そもそも情報も知らされておらず、正確な原因究明もいまだできていないもとで、とても「ご理解いただいた」と言える状況ではないにも関わらず、試験飛行を再開したことに強く抗議し、中止を求めました。

また、正確な原因究明と住民説明会を強く求めました。

東海防衛支局は、そういう話があったことを伝えるとだけ回答しました。

試験飛行の再開について、①各自治体にいつ、どのような内容で説明したのか、
②説明にいった担当者の部署など、
③試験飛行の再開について、具体的な日時を前から示していたのか、それとも8月28日になって29日以降に試験飛行を再開すると公表したときに初めて自治体にも出したのか、などは、後ほど調べて答えるとのことでした。

 9月2日午前は、岐阜基地近くで新各務原市役所の地鎮祭があり、東海防衛支局の職員も参加していました。地鎮祭の時に、建設会社の方があいさつしているときに、F15が飛び、あいさつが聞こえない事態になったそうです。
戦闘機の騒音を体感してどうだったのか聞くと、「よくわかっています」と述べました。
県営名古屋空港や岐阜基地周辺の住民の皆様は、事故の不安とともにこうした騒音に日々さらされているのです。

 住民の皆様の命と安全・安心を守るためにも、パイロットの命を守るためにも
F35ステルス戦闘機の試験飛行はやめるべきです。

すやま初美さん、
愛知県名古屋市、春日井市、豊山町、扶桑町、岐阜県各務原市の地方議員団、
愛知県委員会メンバー、
愛知と岐阜の平和委員会メンバーが参加されました。

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