もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」が児童養護施設内の暴力・性暴力の実態調査と対策について、厚労省へ要請、聞き取り!!

カテゴリー:

「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」の皆様とともに児童養護施設内の暴力・性暴力の実態調査と暴力のない施設にするための方策について要請、聞き取り
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

画像に含まれている可能性があるもの:4人、もとむら 伸子さんを含む、、スマイル、座ってる(複数の人)、テーブル、室内

 暴力・性暴力にさらされずに子どもたちが安心してすごせる場にするために、「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」の皆様が7月30日、国会内で厚生労働省からの聞き取りをおこないました。
梅村さえこ参院比例候補、久保みき さいたま市議とともに私もとむら伸子も同席しました。

 「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」は、三重県名張市の児童養護施設で、児童間の性暴力を受けた少女のお母様はじめ皆様が2017年に立ち上げた会です。

 これまで、お母様が裁判に訴えて、裁判のなかで、三重県が児童養護施設内の児童間の性暴力の実態を明らかにしました。
しかし、全国的な実態調査はやられていないことは発覚。

児童養護施設内の児童間の性暴力を含む実態調査を求めてきました。

今年度予算で、厚生労働省が実態調査を行うと発表しました。

今回は、その実態調査をより充実したものにするために、暴力をなくしていくための厚生労働省とやり取りをしました。

=================================
えっ!誰も手を上げなかった・・・。再募集!
=================================

聞き取りのなかでは、厚生労働省は全国実態調査を決定し、調査主体を募集しましたが、「誰も手をあげなかった」と述べました。
調査を行う専門家の応募がなかったそうです。

厚生労働省は「今度は委託ということで、改めて募集する。前回は補助という形にしたが、今回は委託費。今日か明日には、ホームページに掲載できると思う」述べ、再募集することが分かりました。
社会的養護の関係で実績のあるシンクタンクなどを考えているようですが・・・、よりよい調査実施主体が応募してくださることを願います。

 厚生労働省本省では、人手不足で調査実施主体にはなれないそうです。

 8月には事業者を決定し、有識者の検討会をたちあげて、どういう調査にしていくか検討するとのこと。年度内に報告できるようにするとも語っていました。

===================================
殴打系暴力も性暴力とともに調査する方向!
しかもすべての施設が対象!

===================================

  「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」の春日水鳥(みどり)事務局長は「調査が進んでおらず残念だ」と語っておられましたが、調査の内容を充実させたいと、性暴力の背景には殴打系の暴力や脅迫があると指摘し、殴打系の暴力の調査も求めました。

それにたいし、厚生労働省は「殴打系も含めて幅広く調査したいと考えている。乳児院(全国138カ所 2801人入所)、児童養護施設(全国615カ所 26449人入所、児童心理治療施設(全国46カ所、1399人入所)、児童自立支援施設(全国58カ所 1395人入所)は全ての施設を調査の対象にする予定(回答がすべてくるかどうかは別としてとも述べていました)。自立援助ホーム(全国143カ所 516人入所)は検討する」と述べました!

 春日事務局長は「施設内の暴力は子どもたちの上下関係がそのまま表れる。潜在的な暴力も可視化してほしい」と話しました。

===================================

衝撃!
児童養護施設の職員さんの労働条件を
厚生労働省が調べていない・・・
===================================

衝撃だったのは、厚生労働省が、児童養護施設の職員の労働条件の全国的な調査は行っていないと回答したことです。

暴力を発見するためにも、適切な対応をするためにも手厚い体制が必要です。
厚生労働省はこれから10年で児童養護施設を小規模、地域分散化する方向性を打ち出していますが、職員体制の充実、職員の皆様の労働条件の向上は必須であり、そのための調査を強く求めます。

===================================
施設内暴力・性暴力をなくす方策を検討するための
実態調査だと確認
===================================

厚生労働省に、暴力から子どもたちを守る安全委員会方式の他の方式で、子どもたちを守るどういう取り組みがあるか質問したところ、それを検討するために実態調査を行うのだと答えました。

児童養護施設の子どもたちの支援を手厚くすると同時に、親への支援も要求しました。まずは、児童養護施設内の暴力・性暴力の実態調査をして、どのように子どもたちを暴力から守るのかを検討するという方向性もみえてきました。遅すぎるけれど、前に進むことは確認できました。

親自身が育った時の傷を持っているケースもあり、様々な困難を抱えており、親を支援をすることで、子どもさんとの関係も変わってくるケースも少なくありません。
 親への支援もぜひ手厚くしていきたいです。

 7月6日に厚生労働省が、各都道府県に社会的養護計画を見直すことを促す通知も出しており、各都道府県の動きもチェックしていかなければなりません。

 また、各自治体の子ども子育て支援事業計画に、児童虐待を防止する取り組みに関する記載がされていないことも多いようで、ぜひ各自治体で位置付けていかなければなりません。

各自治体で取り組まれている養育支援訪問事業の充実の大切さも痛感しました。

 「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」の皆様はじめ全国の皆様と力をあわせて、子どもたちが暴力にさらされない社会にしていくために引き続き頑張っていきたいと思います。

© 2010 - 2019 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)