もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

【13・05・18】北名古屋市での「TPPをまなぶ会」に参加、報告

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 5月18日、北名古屋市で開かれた「TPPをまなぶ会」に参加し、お話をさせていただきました。
 大原久直北名古屋市議が司会を務め、愛知県民主的医療機関連合会のなばり雅彦さん、愛知農民連の土屋元義副会長、私で各分野の問題をお話しました。

 私は、首相のTPP交渉参加表明、アメリカとの事前協議での「合意」、交渉参加国11か国の同意のとりつけなど突き進み、TPPは重大な局面に来ていることを強調しました。

 そして、アメリカとの事前協議での「合意」の問題点として、
… ◆アメリカの公表文書からも米や乳製品など重要な農産物を守る可能性がないこと、
◆TPP交渉への「入場料」として、牛のBSE検査の後退、かんぽ生命での「がん保険」をアメリカの圧力でやめたこと、アメリカ車の輸入に関する簡素な手続きの台数を2000台から5000台に増やし、日本車をアメリカに輸入する際の関税は当面継続すること等、飲まされたこと、
◆TPP交渉と並行して日米協議が行われ、一層食の安全などがおびやかされる危険性があること、を指摘しました。
 さらに、アメリカの戦略、TPPのための米国企業連合の動き、国民主権から投資家主権に変わるISD条項の問題、TPP発効後、4年間、内容が国民、国会議員には知らされず、アメリカの多国籍企業は「利害関係者」として交渉に参加している問題、自民党の選挙公約と公約違反(愛知関連で当選した自民党国会議員は15人。そのうち12人がTPP反対と言っていた)などお話し、世論を大きくひろげ、TPP参加を阻止するために力を合わせていきましょうと訴えました。
 日本共産党は、TPP参加を阻止するためにぶれずにがんばる決意も申し上げました。

 会場からは、いまでも採算がとれない米栽培の問題、後継者づくり、農業をどう再生させていくのかの問題、TPPに入ると薬価が高くなる問題などなど熱心に質問がだされ、意見交換しました。

 まだまだお話したいという方もみえ、時間が足りないくらいでしたが、北名古屋市の皆さん、本当にありがとうございました!!

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