もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

【12・04・19】名二環・国道302号建設による周辺住宅への被害で懇談/名古屋・栄の繁華街で「大飯原発再稼動ストップ!」と宣伝/ある労働者後援会の皆さんの学習会で「提言」をお話させていただきました

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名二環・国道302号建設による周辺住宅への被害で懇談

 
 4月19日、名二環・国道302号建設によって名古屋市天白区、緑区の周辺住宅で次々と壁面に亀裂、扉の開閉の不具合、地盤沈下などが発生しています。その問題で運動をされている皆さんと懇談をさせていただきました。

 石川ひさし衆院愛知3区予定候補、田口かずと名古屋市議、さはしあこ名古屋市議も参加しました。

 国土交通省やNEXCO 中日本(中日本高速道路株式会社)は「工事によるものでない」「経年変化」と言い張っています。

 しかし、NEXCO中日本が道路公団だった時代には、守山区で同じ道路の工事での被害の損害賠償を行っています。
 そして、名二環・国道302号建設が行われた時期、天白区、緑区の周辺地域が地盤沈下し、名古屋市内でワースト1となっています(工事が終わったら、その地盤沈下はとまったそうです)。

 住民の皆さんは、環境保全条例に基づいて調査請求を行い、名古屋市は調査することになっています。

 名古屋市もそうですが、国にも地盤沈下の調査、原因究明をやってもらわなければなりません。

 責任逃れはゆるさず、工事によって与えた損害は、しっかりと賠償させなければなりません。

名古屋・栄の繁華街で「大飯原発再稼動ストップ!」と宣伝

 
 名古屋・栄の繁華街で「大飯原発再稼動ストップ!」昼休み宣伝をさせていただきました。
 大飯原発の再稼動については、関心が高いようで、ニュースもよく受け取っていただきました。

ある労働者後援会の皆さんの学習会で「提言」をお話させていただきました

 夜は、ある労働者後援会の皆さんの学習会で「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」についてパネル、資料を使ってお話をさせていただきました。

 参加者の皆さんから次々にご意見や質問が出されました。

 「この日本共産党の提言は、大企業にお勤めの方はどう思っているのかな?」という声がだされました。

 トヨタの工場門前で、提言にあるような累進課税の問題―トヨタの社長さんの具体的な報酬の額などお伝えしながら、所得税と社会保険の負担率は16%、トヨタの正社員の皆さんは30.7%。年収もかなり違うなかで、働く人よりも年収が多い社長さんの方が、所得税と社会保険の負担率が低くなっているのは不公正でこうした税制のあり方を変えよう!と訴えたとき、働く皆さんが、聞いていてくださっているような気がしました。

 海外に出て行くという議論がありますが、出ていった先の国の市場が、市場として魅力があることが一番の理由。日本でもし、野田民主党政権が計画するような消費税の増税、年金引き下げ、社会保険の値上げなど年間20兆円もの負担増が行われれば、ますます暮らしが苦しくなり、消費は冷え込み、日本経済は悪化し、市場としての魅力も失ってしまうし、トヨタの車を買ってくれる人もどんどん減っていくことになる、こうならないためにも野田民主党政権がねらう「社会保障と税の一体改革」をはね返していきましょう!とお話をさせていただきました。

 「今のマスコミはおかしいよ。橋下氏を持ち上げて」などの意見も出されました。
 橋下氏が政策として掲げている「維新八策」は、これまでの自民党政治とほとんど変わりがないものです。大阪維新の会は、もと自民党の議員が多い実態もあります。

 評論家の森田実氏も「橋下徹氏こそは、メディアがつくり出し、メディアが大きくし、メディアの力で選挙に勝ち、メディアを通じて政敵や論敵をやっつけてきたのです。メディアが橋下徹氏のことを何も報道しなければ、橋下徹氏はゼロに等しいのです。マスメディアが『船中八策、船中八策』といって大騒ぎしなければ、『船中八策』という文書はほとんど意味のない文書です。ほとんど意味のない文書を批判する者はいません。無視するでしょう。しかし、『船中八策』は話題になります」と言っています。

 本当にくらしを守り、働く皆さんの雇用と権利を守るためにも日本共産党が大きくならなければ!

 さまざまな意見がだされ、時間が足りないくらいでした。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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