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【11・03・26】「福島第一原発で何が起こっているか?」緊急学習会に会場いっぱいの参加者―浜岡原発は即時中止の署名の取り組み提起

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 3月26日、原発問題愛知県連絡センター主催、愛労連共催の緊急学習会「福島第一原発で何が起こっているのか?」に参加しました。

 立ち見もでるほど会場いっぱいの約170人の参加者がありました。

 講師は、玉置昌義先生(元名大工学研究科教員・TAMAKI記念研究所主宰)、澤田昭二先生(名大名誉教授、日本原水協代表理事、被爆者)。

 田中知通愛労連副議長が、あいさつをし、大野宙光同センター専門委員(日本共産党名古屋東・北・西・中地区委員長)が司会を務めました。

 
 玉置先生は、福島第一原発の圧力容器内の水温や格納容器の圧力データを示し、(1)燃料棒は被覆管が高温になって酸化され崩れ落ちている可能性が高いこと、(2)2・3号機については格納容器に穴が開いていて圧力は安定しているが放射性物質が外部に漏れ出していること、(3)1号機については圧力が上がり続けており格納容器の破損と水素爆発の危険があること、などを指摘。

 また、「原子爆弾的危機は一先ず去った」と述べ、「原子炉運転員・電源復旧作業員の人たちは、危険のともなう中で、大量放射性物質放出という最悪の事態へ至るのを食い止めるため命をかけて頑張っている。だからこそ、この状態でまだとどまっている」ことを強調。
 自らの1号機の危機回避の提案を示しながら、「専門家の知恵を集め、消防や自衛隊、東電やガス会社などの力を結集して、危機回避へ政治の役割がきわめて重要になっている」と述べました。

 
 澤田先生は、放射性被爆の影響について、脱毛、皮下出血など一定量の放射線を浴びることで発症する急性放射線障害とガンなど数年先に発症する晩発性障害の区別や、環境からの放射線を浴びる外部被爆と体内に取り込んだ放射性物質による内部被爆の違い、などを詳しく解説。

 広島・長崎の被爆による影響をまとめたデータを示しながら、福島原発の作業員や環境中に放出された放射性物質による被曝の影響がどの程度かを明らかにしました。
 澤田先生は最後に、東海地震の震源域の真上に位置する浜岡原発の危険を指摘し、今回の事故の教訓を生かし、ただちに運転を停止すべきだと述べました。

 活発な質疑応答が行われ、最後に、浜岡原発の即時停止を求める署名に取り組み世論をひろげることがよびかけられました。

 また、被災地支援の募金も提起され、5万円以上の募金が寄せられました。

【こんな署名に取り組みます】巨大地震の震源域の真上にある浜岡原発を即時停止してください

静 岡 県 知 事  殿
内 閣 総 理 大臣   殿
中部電力株式会社社長 殿

      巨大地震の震源域の真上にある浜岡原発を即時停止してください

 2011年3月11日東北地方太平洋沖地震が発生し、未曾有の津波による被害と原発からの大量の放射能飛散が起きました。
 浜岡原発は、東海地震の震源域真上にあり、地震予知連絡会では観測強化区域に設定しています。東海地震は1854年以来の空白期となっており、これから30年間に発生する確率は90%との報告もあります。その上、東南海、南海の一連の巨大地震になる恐れも出ています。
 国や中部電力は、「浜岡原発で苛酷事故は起きないもの」とし、「絶対安全」と宣伝しています。しかし、2007年の新潟中越沖地震では、動かないといわれた断層が動き、柏崎刈羽原発では耐震設計基準の5倍を超える地震動となりました。さらに2009年の駿河湾地震では予想される東海地震の数百分の一の規模にもかかわらず、浜岡5号機では設計用最強地震の値を超えてしまいました。
 原子炉が緊急停止しても、核燃料の反応熱の発生はなかなか止まらず、常に多量の水による冷却が絶対条件です。冷却水配管が壊れ、水の供給ができなくなったり、制御棒の挿入ができなければ、炉心が熔融し、炉内の核燃料のウランやプルトニウムなどの「死の灰」が、外部に漏洩飛散し、多くの死傷者を出す大事故になる危険があります。
 地震災害と原発災害の同時発生時には、道路や交通が遮断され、防災体制がマヒし、火災や原発の放射能もれなどへの対応は、事実上不可能となります。
 原発事故が起きれば、「想定外でした」で済まされない何百万人の命に関わる重大事です。

【要請事項】
1 原発震災を防ぐために、浜岡原発を即時停止してください。
2 原発優先のエネルギー政策をやめ、省エネと再生可能エネルギーを増やし、原発の縮小、廃  止への政策転換をしてください。
3 今よりさらに危険を増す、プルサーマル計画を中止してください。 
4 6号機の増設を止めてください。

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